午前はSさんの葬儀でした。「しんぶん赤旗」日曜版の配達をいったん中断し、参列してきました。Sさんは現職の市役所職員です。現在の職場である吉川区総合事務所職員をはじめ、大勢の人たちが最後の別れをするために参列していました。喪主を務めているお母さんに代わって挨拶されたSさんのお姉さんの挨拶が涙を誘いました。自らの命が終わることを信じられなかったのでしょう、最後まで「頼むとは言わなかった」といいます。退職後にやってくるであろう「自由な時間がなかった」という言葉も印象に残りました。
葬儀中に留守電が入っていました。昨日貼ったばかりのポスターが何枚もはがれているというTさんからの電話です。葬儀後、手分けをしてすべての掲示板をチェックしましたが、10枚近くはがれかかっているものがありました。私は画鋲を使わず、大型のホッチキスでとめてきました。今度は大丈夫でしょう。吉川区以外でも昨日、何枚かとれそうになっているものがありましたので、全市域でどうなっているか心配です。
ポスター点検後は再び「しんぶん赤旗」日曜版の配達と集金です。対話をする中で福島県に親戚のある人が3人ほどおられました。そのうちの一人の方の話によると、親戚の奥さんの実家が石巻市にあり、4、5日前にご両親が遺体で発見されたといいます。報道では火葬も土葬もだめというケースが原発の近くで起きていますが、このお二人は月の半ばに火葬してもらえそうだというお話でした。切ないですね。きょうは、福島県から子どもを連れて避難してきている人の話も聴くことができました。