きょうは、午前に議員団会議を開き、各常任委員会での議論を踏まえ、3月議会に提案された議案に対する討論の準備をしました。18日にも最終的な詰めをする予定です。
会議の最中、マスコミから取材があり、20日に予定していた演説会の対応、一斉地方選挙の延期問題につてきかれました。県議選の選対本部長としての見解を求められたのです。
党演説会については、長野県北部地震により上越市に災害救助法が適用されていること、東日本大震災があったなかで、震災対策が最優先課題なので中止したと伝えました。また、一斉地方選挙については、「現在は被災者支援など震災対策に全国の自治体が傾注すべき時で選挙を行うべきではない。東北の被災地はもちろんのこと、全国的に延期すべきだ。いま、有権者は落ち着いて選挙をできる状況ではない」とのべました。明後日の成立を目指している特例法案では、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島各県内の自治体などを対象にしています。
東京電力福島第一原発での重大事故報道が続くなかで、ここ3日程の間に市民からヨウ素剤についての問い合わせが2件ありました。上越市はヨウ素剤をどれくらい保管しているのか、配布・服用にあたってのマニュアルはできているか、との内容です。いずれもメルトダウン(炉心溶融)という最悪の事態になった時のことを心配しての問い合わせです。
市のホームページには「安定ヨウ素剤(ヨウ化カリウム丸)の保管状況」というのが掲載されていましたので、ごらんください。これは2009年2月現在のものです。現在は、まだ正確なものをつかんでいませんが、錠剤だけでなく、シロップ状のものなどもあるようです。配布・服用にあたってのマニュアル(使用説明書、取扱説明書)はすでに県が作成して上越市にもありますが、現在、市役所では最悪の事態となった時に対応できるよう準備をしているということでした。
上越市がヨウ素剤を保管しているのは、合併協議に基づくものです。合併前の14市町村のなかでは、吉川町だけが保管していましたが、この取り組みが全市適用されたのです。吉川町時代は、これを配布も、使用することもなくすみました。今回もそうあってほしいものです。
なお、私は、町議会議員としてこの問題をとりあげた際に、福井県の薬局からヨウ素剤を入手しました。すでに使用期限を過ぎたもので、使いものになりません。でも、どんなものか見てもらうには、これで十分です。きょうも、何人かの人に見てもらい、対話しました。