昨日は柏崎の父の49日法要でした。ここ1週間ほどのなかでは一番穏やかでいい日だったと思います。
柏崎の家に着いてまもなく、防災無線で市の広報課からのお知らせが聞こえてきました。市内にあるモニタリングポストにおける午前9時現在の放射線測定数値を発表していたのです。柏崎・刈羽原発のある地域とはいえ、福島原発事故による放射線データを防災無線で伝えているのには感心しました。
法要が終わってすぐに近くの共同墓地へ行きました。わが家と宗派が違うこともあるのでしょうが、納骨の仕方が違っているのにはびっくりでした。参列者がそれぞれ1回、手づかみで骨を墓の中に入れ、残ったものはザッと入れるのです。墓のある場所は南向きの斜面でした。陽射しが背中に当たり、とても暖かかったです。
お斎の場所は海の見えるところでした。海を見ていると、どうしても東日本大震災のテレビ報道を思い出してしまいます。ご住職が「ここなら高さは十分あるから津波が来ても大丈夫でしょう」と言われ、その後は中越沖地震のことなどが次々と話されました。お斎の会場となったところも中越沖地震では大きな被害が出たところでした。
柏崎の家に戻ってから、義兄が裏山を案内してくれました。義父が植えたという雪割草を見せてくれるというのです。今年は植木鉢に咲くものは見ていますが、路地に咲くものは初めてでした。白や薄紫の花が見事に咲いていました。選挙と震災対策があるので、今年はわが家の山へ行くことはかなわないでしょう。その分、義父が植えた雪割草を楽しんできました。