きょうから3月定例市議会がはじまりました。きょうは市長の提案理由の説明の後、飯塚議員など4人の議員が総括質疑を行いました。
最初の飯塚議員の質疑で注目したのは、事務事業の総ざらいで「真に必要なサービスが低下する懸念はないのか」という部分です。村山市長は、「市民に影響はない」と言い切りました。これは今後、常任委員会で個別の事業についてどうなのかチェックしていく必要があります。また、同議員は、「(市役所職員だけではなく)市民を巻き込んだ総ざらいでないといけない」と指摘しました。まったく同感です。村山市長は、なぜ、最初から市民を入れなかったかについて、全国各地で行われた事業仕分けにふれながら、「そうすると混乱が出るだろう。まずは第一弾として(市役所職員だけで)やった」と答弁していました。総ざらいは、今後、毎年実施していくことが総合計画の基本計画などで明らかにされています。市民が加わった評価の仕組みにできるかどうかが問われます。
事務事業の総ざらい、地域事業費制度の見直し問題で村山市長が繰り返し述べていたのは、「説得ではなく、理解していただくことが大事」ということでした。一般論としてはそうですが、市が示している見直し案にノーという強い声が多い場合は撤回する勇気も必要です。市長からは「しっかりとした情報公開と説明責任を果たすことによって上越市の将来がある」との発言もありました。この点は、まさしくその通りだと思います。きょうの市長答弁では、ずいぶん思い切った発言がされていましたね。例えば、保倉川放水路問題や廃棄物処分場建設問題では、「これまでの行政がとってきた不誠実な対応が問題だった」とのべています。これは反省を込めた発言かも知れませんが、交渉相手となる人たちへの率直なメッセージとなるでしょう。
私の総括質疑は明日の2番です。時間は早ければ午前10時40分ごろから、遅くとも11時には私の番がくるはずです。地域事業費制度、国保税引き上げ、繰越明許費の設定などで質疑を行います。インターネット、上越ケーブルビジョンで見ることが出来ます。