青い空が広がりました。午前も良かったけれど、午後がまた最高でした。今冬で一番の天気だったのではないでしょうか。大島区や安塚区では布団を干していた家もありました。午後からの行動では、同僚議員の車に乗せてもらいました。私の車の中にデジカメを忘れてしまい、午後の青空は撮ることができませんでしたので、午前の写真をごらんください。まず、柿崎区内の県道新井柿崎線脇で撮った写真です。
防雪柵の影が雪の上に映っているのがおわかりかと思います。午前8時頃だから撮れる写真です。次は大潟区内潟田付近の市道から見た頸城三山です。手前の雪原は田んぼ。ここに立つといつも思います、上越市はコメの大生産基地だと。
きょうは午前に選対会議に出席。午後からは中山間地域振興基本条例素案についての市民の意見を聴く会でした。大島区と安塚区で開催しました。意見を聴く会では、私は記録係です。右手薬指を傷めているので入力ミスの出やすい状態でしたが、何とかパソコンで記録をとることができました。
大島区会場では約40人の方々が参加してくださいました。説明後の意見交換では、「条例制定後、どうなるのか聴かせてほしい。条例が出来たことによって、どれだけ目を向けてもらえるのか」「一般的に条例の制定は行政がやるのが通例。議会が取り組むことを評価する。農地は高齢化が進み、守り切れない。平場のみなさんから山間地を理解してもらわないといけない。この点、要望する」「公益的機能とは何ぞやというところを深めてほしい。中山間地だけ助けてくださいではだめ。自分たちが何かをしなければならないという点が弱いのではないか」「大事なところは、実際、図を書いてもらって、このへんで議会提案をするという図式を書いていただくとわかりやすいのでは」など次々と質問、提案が出ました。
私の従兄も発言してくれました。「議会側の提案はいい。昨年の大干ばつ、強かった。中山間地が一番ひどかった。肥料不足だったというデータが出た。議会はまず、現場に出てよく見てほしい。雪は暖冬多雪型だ。最高で4㍍60㌢降った。現場で出てきてもらえばわかる。うちがすっぽり埋まっているところもある。高齢者の生活状況、道路除雪など対応遅いと思う」。「議会はまず現場を見よ」という発言は出席していた滝沢議長などの心に強く訴えたようです。安塚区会場での開催まで時間があったので、議長は、私と地元の岩野議員とともに大島区田麦、竹平の雪の状態を見てきました。
安塚区会場では約30人の出席でした。ここでもたくさんの意見や質問が出ました。「条例制定は良いことだが、すでに遅きに失している。現実に農業者がいなくなって、兼業でないとやっていけない。そこを考えていただきたい」「安塚も雪が多い。雪対策についてあまり触れられていないのではないか。雪との共生を盛り込んでほしい」「漠然としている。きれいごとに思える。中山間地では商人もいれば、工業の人もいる。これらの人たちが農業の人たちと一緒になっていかなければ発展していかない。連携が必要だ。農業だけではない。中山間地全体を考えて条例を考えてほしい」など条例素案に直接関連したものだけでなく、TPP問題や北陸新幹線開業後のほくほく線のあり方の問題でも注文が出ました。勉強になりましたね。
中山間地域振興基本条例素案についての意見を聴く会は明日は中郷区(はーとぴあ中郷。午後6時半から)で、明後日は吉川区(吉川コミュニティプラザ、午後6時半から)で開催されます。ぜひ出席してご意見を聞かせて下さい。