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自未得度先度佗の心

 義父の初七日でした。義母は昨晩、亡くなった連れ合いの夢を初めて見たそうです。「おれを一人にしておくな」としかられたとか。これまで経験してきた初七日は葬儀の日と同じでした。本来の初七日の法要に参加するのは今回が初めてです。義父の家は曹洞宗です。きょうはお経をあげてもらう前に、お寺さんから過去帳や位牌に義父の戒名などを書いていただく場面に立ちあうことができました。筆ペンを使い、一字一字丁寧に書き入れていく。お寺さんだけでなく、そばにいた私たちも緊張しました。

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 法要後のお斎の時間。お寺さんから「舎利礼文」「修証義」などの経典について教えていただきました。漢文の授業を受けているような雰囲気の中で一行ずつ丁寧に読みあげ解説するお寺さん、元は学校の先生ではないかと思います。とても勉強になりました。「修証義」の解説の中で心に残ったのは、「自未得度先度佗の心」についての部分です。自(みずか)らは未(いま)だ得ていなくても、まず先きに他に得させてあげる。自分のことは後回しにして他人の救済のために全力を尽くすことの大切さを訴えたものです。道元の教えの中にこうしたものがあることを知り、「正法眼蔵」を読んでおかねばと思いました。

 お寺さんを車でお送りしてから直江津へ。午後から県議選の対策会議があったからです。党新潟県委員会の武田勝利政策委員長にも参加してもらい、基本政策の検討を行いました。数人規模で集団検討すると仕事は早いですね。来月発行する政策ビラのラフも出来上がりました。

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2011年01月26日 23:48に投稿されたエントリーのページです。

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