元日。皆さんのところにはたくさんの新年のメッセージが寄せられたことでしょう。私のところにも年賀状などで寄せていただきました。いずれも新年を元気に生きていく上での励ましになります。ありがとうございました。
きょう、寄せていただいたメッセージの中で強く印象に残ったものを2つだけ紹介します。
ひとつは三宅島から届いたSさんの封書です。封書の中には、「車いすに夢をのせて歩む」というタイトルのメッセージが入っていました。400字詰原稿用紙に手書きで書かれています。
Sさんは10数年前に右脳大出血で左半身マヒとなり、昨年の5月には左脳出血で、立つことも歩くこともできなくなりました。私とは10年ほど前から付き合っていて下さいますが、昨年の出血は今回初めて知りました。Sさんの素晴らしさは、どんな状況になっても、やりたいことがいくつもあって、いつも前向きに生きておられることにあります。メッセージには、紙おむつをして、お連れ合いや妹さんに介護をしてもらいながら、車いすに乗って元気に頑張っている姿が生き生きと綴られていました。「心臓と相談しながら」、『人生の四季』(日野原重明著)、『アメリカを訪問して』(志位和夫著)、『すてきな田舎 元気なふる里』(田中勝己著)等の本を次々と読む。大正琴を習おうと購入する。新聞に投稿する。本当に意欲的です。そしてSさんは、自分を支えてくれている人たちに感謝しつつ、こうのべているのです。「みなさんも辛いこといっぱいあるでしょうが、ゆめをあきらめずに歩みましょうね」と。たいへん励まされました。
もうひとつ、大学の後輩のWさんからは宅急便でウサギと花の飾りをプレゼントしてもらいました。私の書く「春よ来い」などに何度もコメントを寄せていただき、交流させてもらっていますが、この人と付き合うとみんな元気になります。Wさん、ありがとうございました。