また、風が強くなってきましたね。きょうは妻を病院まで送り、その後は市役所でデスクワークでした。主に原稿書きです。
途中、気分転換のつもりで『魔法のことば』(星野道夫著、文春文庫)を読み始めました。写真家であり冒険家であった星野道夫の講演集。解説を書いている池澤夏樹が「ゆっくり読んでほしい」「一度にたくさん読んではいけない」というので、きょうは第1章だけ読みました。内容は中学生を前にした卒業記念講演です。アラスカの自然とそこに住む人たちの暮らしを紹介しながら、「本当に好きなことをおもいきりする」ことの大切さを丁寧にわかりやすく語っています。アラスカ鉄道はどこからでも乗ることができ、どこでも降りることができる世界でただ一つの鉄道、サケは頭と卵が一番おいしい、など読み物としてもおもしろいのですが、私は子ども向けにどう語るかを学びました。これは講演のお手本です。
この講演を読んだら、私の書く文章がちっぽけなものに思えてきて、なかなか書き進むことができなくなりました。明日は第2章を読もうと思います。