朝からみぞれになり、市議会本会議が始まる頃には本格的な雪となりました。今年の初雪です。タイヤ交換は終わっているので心配していないのですが、切ないのは新聞配達に時間がかかること。明日の早朝配達までに落ち着いてほしいものです。写真は議員控室から見た雪の風景です。
きょうは12月議会の最終日です。午前に議案関係は終わりました。私たち議員団が今定例会で唯一反対したのは、市の第5次総合計画基本計画の変更についてです。討論には、久しぶりに私が立ちました。反対の理由としてあげたのは、①事務事業の総ざらいの手法を計画の運用管理に導入することにより、政策・施策の評価検証が行政主導になること、②基本計画の運営管理に事務事業の総ざらいの手法を反映させただけでなく、明らかに評価結果に基づく記述変更とみなされるものがあること、③人権尊重・非核平和の推進に関して。今回の変更で、これまでの「市民一人ひとりの基本的な人権が保障されるまちづくりをすすめるため」という記述が、「人権問題に対する正しい理解と認識を深めるために」と変更されたこと。これは、人権尊重を考えたら、明らかな後退です。そして④、土地開発公社の負債を地域事業費で整理することについての消極的な姿勢の4つです。
もうひとつ、注目の出来事がありました。JAえちご上越などから出されていたTPP交渉参加はやめろという意見書を出してほしいという請願は継続審査ということで本決まりしました。その後が賑やかでした。「将来に希望の持てる農業政策の確立に関する決議」をしようと一部の人たちが動き始めたのです。各派代表者会議で、「貿易自由化の議論を進める前に」農業政策の確立を求めるといった、交渉参加を前提にした文面を変更するよう迫ったところ、修正され、全会一致でこの決議は採択されました。でも日本農業、地域経済を守っていくにはTPP不参加の決議の方が価値があると思います。