きょうも午前中は葬儀でした。それも、わが家とは付き合いのある人の葬儀です。吉川区大乗寺の吉村勝さん、91歳でした。若い教師時代はカメラに夢中になった人です。昭和20年代後半から30年代にかけての貴重な写真をたくさん残されています。わが家についても家の写真、私の兄弟の写真など何枚も撮っていただきました。お連れ合いと私の父はイトコ同士でした。
葬儀は原之町の福正寺で行われました。教師だったこともあって、参列者の多くは元同僚でした。何人もの懐かしい先生と再会しました。わが家の子どもたちの担任だったH先生からも声をかけていただきました。私の中学時代の英語の先生だったK先生にも会うことができました。葬儀が終わって、出棺の準備が出来るまでの時間帯は、こうした人たちと、近況を語り合う貴重なひと時となりました。
葬儀の最後の喪主の挨拶。退職後、畑仕事に精を出していたこと、急性肺炎であっという間に亡くなったことなどを御長男が挨拶の中でふれられていました。そして、一緒に立っていたお連れ合いがマイクを握り、子どもさんが教師になった時に語った言葉など、勝先生のエピソードを紹介され、参列者にお礼の言葉をのべられました。棺の中に入れるため、家族みんなで色紙にメッセージを書いたそうです。お連れ合いが書かれた言葉は、「いろいろ大事なことを教えてくれてありがとう」でした。
家に戻ってから近くの道でおもしろいものを見つけました。背丈がわずか1メートルほどの木にドングリがついていたのです。
ドングリを見つけた時は、いつも大きな木を見上げていただけにとても新鮮でした。どんなふうに実がついているのかよくわかりました。そして落ちた後は……。
なるほど、なるほど。こうなっていたのか。最近、だんだん子どものようになってきたみたいです。