大荒れの天気でした。午前は旧吉川町助役だった山岸貞夫さんの葬儀でした。自宅での葬儀は、参列者が入りきれなくなるほど大勢でした。91歳。つい先だってまで車を運転するほどお元気でした。毎年、敬老会に出ておられたのに、先月の敬老会には姿が見えなかったので、心配していました。
正午までに市役所へ行き、議員団ニュースの作成、TPPに関する市長への申し入れ文書の作成を議員団で行いました。TPP、尖閣諸島問題など毎日、激動の政治です。どの問題も重大なものばかりですが、農業都市上越の議員団としてTPPについては黙ってはおられません。まずは市長への申し入れを行いました。緊急申し入れですので、文書は川上農林水産部長に手渡しました。今後、各種農業団体とも連携して運動を起こしていきたいと思います。
申し入れの全文は以下の通りです。
TPPへの不参加を国に求めるとともに、米価暴落、一等米比率低下対策を求める緊急要請書
外国からの輸入品にかける関税を原則100%撤廃し貿易自由化を行うTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加が、13日に開催されるAPEC首脳会議を前にして大問題となっています。
全国町村会は4日「農林水産業を崩壊させ食料の安定供給を揺るがす」TPP参加検討の撤回を求める緊急決議を採択しました。TPPに参加すれば日本農業は、農水省の試算で米90%減、小麦99%減となる大打撃を受けます。いうまでもなく、農業都市としてコメを中心とした多角的な地域農業の振興をめざしている当市にとっても深刻な打撃となることは必至です。そして、市内農業関連産業はじめ地域経済も深刻な事態に陥ります。
つきましては、広大な農業地域、農業産業をかかえる市として、国に対しTPP不参加、食料主権の立場に立った貿易ルールの確立を求めることを要請します。
また、今年産米価の暴落に続き、新潟県産コシヒカリの一等米比率が71ポイントも激減したことが、いままで以上に農家の経営を圧迫し、深刻な将来不安を生んでいます。緊急に品質低下の原因を究明し、対策を講じることが必要です。
つきましては、下記事項について早急に取り組まれるよう要請します。
記
1 農業と地域経済に大打撃をあたえるTPP交渉への不参加を国に求めること
2 米価暴落・一等米比率低下により資金繰りが困難となっている農家を支援する県独自の無利子緊急融資にふみだすよう、県に働きかけること
3 猛暑による農畜産物被害の実態を精査し、自然災害と位置づけ、対策を強化すること
4 一等米比率低下の原因究明を緊急におこない、県産コシヒカリの品質向上・品種改良をすすめられるよう、県農業総合研究所の機能の抜本強化、農業改良普及の体制強化を県に求めること
以 上
午後2時からは新幹線まちづくりフォーラムでした。上越市のこれまでの取り組み、駅舎デザインなどは新幹線・並行在来線対策特別委員会で説明を受けているので、おさらいという感じで聴きました。新鮮だったのは、駅周辺の土地利用促進に向けた地元の動きについての報告と商工会議所の報告でした。今後、駅周辺整備については財源をめぐって大きな議論が必要となりますが、きょうの報告は参考になりました。