先週の金曜日から連続して「橋爪法一を囲む会」を開催しています。昨日開催した2会場では、どちらも市議選時を上回る参加者がありました。市政や国政に対する関心の高まりを感じます。
私がスライドを使って報告をした後、懇談会をやっていますが、特徴的なことのひとつは農業政策に対する不満や注文が多いことです。今年、新潟県の稲作農民は米価の下落とともに猛暑による減収と品質低下のトリプルパンチに見舞われ、頭をかかえています。スライドで国の農業政策の展開の中で米価が下げられてきた歴史や水よりも安い米価の実態を知らせたこともあって、参加者からは「今の農業政策ではだめだ。だれも農業しなくなってしまう」「平場でも担い手がいなくなる」などと言う声が相次ぎました。私からは、価格保障と所得補償を組み合わせていくなど食糧自給率を抜本的に高める農業政策への転換が必要だと答えています。
市の農業施策のなかで質問が多いのは鳥獣被害対策です。これまで「囲む会」などで寄せていただいた情報では、イノシシの被害は平場まで広がってきています。市の農業振興課が来年度にむけて電気柵の設置希望をとりまとめていることから、「設置をすることよりもイノシシそのものを減らす対策が大事なのではないか」「電気柵を設置する場合、どういう範囲でやればいいのか」など次々と質問が出ました。一層の対策強化が求められています。