きょうは総務常任委員会2日目です。総務管理部の残りと自治・市民環境部の審査でした。審査は思った以上に長引き、夜の7時近くまでかかりました。
今議会では不適切な会計処理が大きな問題となっています。私はきょうの審査で、市役所職員は監査委員の指摘にもっと敏感になるべきだと訴えました。
本年2月10日に公表された財政援助団体(指定管理者)監査結果を読んでみたところ、「修繕料については、計上すべき金額が計上されていないものや、逆に備品の購入費など修繕ではない経費が含まれていた事例があった」と書かれていたことがわかりました。この文書については、当然のことながら、指定管理者だけでなく、市役所職員も読んでいます。これを読んで、自分が関係する部署ではどうなっているかと敏感に反応するようでなければならないと思うのです。総務管理部長は、私のこの点での指摘を認めました。
来年4月29日に予定されている上越市発足40周年事業に関しては宮崎議員が口火を切り、私や笹川議員、滝沢一成議員、本城議員がいろいろな角度から市側の見解をただしました。
私は市長が記者会見などで「華美にならず、簡素に」とのべていることをとりあげ、どの程度の予算規模となるのか、また、計画段階からの市民参画についてどうするかを尋ねました。総務管理課長の答弁では、30周年記念事業の時には約1100万円もかかったといいます。今回は派手な贈り物などはやめるとのことでした。私の予想では、30周年記念事業よりも一回り小さい規模となるだろうと思っています。市民参画に関しては、記念講演などのテーマをどうするかなどについて地域協議会の皆さんの声を聞いていきたいと答えました。
午後からの審査で私は、「まちづくり町内会長会議」のあり方、雁木整備事業補助制度の改善方法、小川未明顕彰事業、真に地域住民の声を市政に反映させる地域協議会の活動、同和対策事業などについてとりあげました。
このうち、雁木整備事業補助金に関しては、昨年度の申請件数がわずか4件であったことを重視し、申請手続きをもっと簡単にすべきだと主張しました。文化振興課長は、最初、「(申請が少なくなったのは)希望者の大方が既に申請してしまっていることがある」「制度の周知が不十分」などと答えていました。しかし、最後は、申請手続きをどうするかなどについて検討することを約束しました。