今朝の「しんぶん赤旗」、「学問文化」欄のトップに掲載された近藤典彦氏執筆の「石川啄木の新しい偉業」(全文はこちら)にひきつけられました。というのは、ここに書かれたことを読み、5月8日に吉川区で行われた同氏の講演、「石川啄木を呼ぶ時代」を思い出したからです。
この講演の中で近藤氏は、石川啄木の、時代を読んだ鋭い評論(「時代閉塞の現状」)のこと、韓国併合を批判した啄木の歌がこれまでの1首だけでなく、その他にも4つあることがわかったことなどを時には涙を浮かべながら熱く語りました。この講演を聴いた時、私は、石川啄木の韓国併合批判の4首の発見、掘り起こしは近藤氏の業績のひとつになると思いましたが、きょうの記事を読み、改めて近藤氏に拍手を送りたいと思いました。
記事の中で近藤氏は、石川啄木について、「韓国併合をメディアを通じて批判した日本人は啄木を除くとたった一人もいなかった」「知性とヒューマニズムと勇気に満ちた青年のたった独りの闘いだった」と書きました。「時代閉塞の現状」を東京朝日新聞に寄稿したものの、掲載不許可とされ、それを知った夜、啄木から歌があふれ出た。その数は39首にもなるといいます。今回の記事は、石川啄木の偉業に光をあてたものとしてしっかり記憶しておきたいと思います。
きょうは午前が旧吉川町議会議長(故人)のお連れ合いの葬儀でした。22歳の時にTさんと結婚し、私と同じ尾神集落に住んでおられた人です。子どもの頃からよく知っている人でしたので、「また、さみしくなったな」と思いました。この葬儀のおかげで幼友達にも会うことができました。午後からは、中山間地対策特別委員会の作業部会でした。
午前に議会運営委員会が開催され、9月議会の日程が決まりました。9月1日から28日までです。総括質疑の通告締め切りは27日、いよいよ議会モードに切り替えないといけません。一段と忙しくなります。