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大阪池田市で「地域分権推進条例」学ぶ

 猛暑が続いています。きょうは大阪府池田市での視察でした。十三(じゅうそう)のホテルから電車で市役所へ行ったのは朝の早い時間帯なのに、陽射しが強く、汗びっしょりでした。

 池田市での視察は、同市の「地域分権の推進に関する条例」について学ぶことが目的です。ここは1日目に視察した兵庫県西宮市と違い、自治基本条例を持ち、そのなかで地域分権を推進しようという自治体です。小学校単位の地域で必要な事業を提案してもらい事業を実施していくという制度にしていました。

 ここは市の面積が全体で22平方キロメートルという狭さのなかで人口は約10万人ですので、顔に見える範囲で地域自治をということになれば小学校単位で「コミュニティによるまちづくりを」というのはうなづけます。ただ、実際に取り組んでいる事業の中には街路灯強化事業、AED設置事業など本来市が取り組むべきことがたくさんあるなど、これでいいのだろうかというのがいくつかありました。

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 わずか2時間ほどの駆け足視察ですので無理だったのかも知れませんが、池田市の実践の全体像をつかみ、上越での取り組みに活かそうということになれば、地域で中心となる「地域コミュニティ協議会」のメンバーと懇談するなり、この事業をやった現場を訪れるなどの工夫が必要でした。これは視察地を決める段階で議論しておけばよかったと反省しています。

 短時間の視察ではありましたが、視察目的以外で目に入ったり、新鮮に感じたりしたことがいくつもあります。金曜日なのに市民課では朝礼をしていました。おそらく毎日なのでしょう。いいことだと思います。地下ではタイムカードが設置されていました。これはどういう職員向けなのか知りたくなりました。議会事務局職員が、視察に来た我々に対して、同市が取り組んでいる70周年記念事業で発行した切手シート(80年切手10枚)を1200円で購入をと訴えているのも好感が持てました。

 昨日、一昨日の日記に関連する写真を記事の中に挿入しました。

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2010年08月06日 23:16に投稿されたエントリーのページです。

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