市役所からの帰り、少し時間があったので高田公園に寄りました。23日からハス祭りが始まっているので、その様子を見ておきたかったのです。
高田城の外堀の西側にかかった朱色の橋、初めて渡りました。
橋のたもとには東側と西側に合計4個の石碑があることをこれまで知りませんでした。石碑に刻まれているのは私の好きな歌、「高田の春は爛漫と 古城を包む春がすみ…」ではじまる『高田の四季』(町田太郎作詞)です。ひとつの石碑にはひとつの季節の歌詞が刻まれ、4つの石碑を全部合わせると春、夏、秋、冬の歌詞がそろいます。
この橋の名前、市民の間では通常、「蓮見橋」と言われています。橋を渡る時、一枚一枚の板の弾力性が足裏に心地よく伝わります。橋の中央部からはハスだけでなく、妙高山などを望むことができます。この橋は平成元年に竣工した橋ですが、西側のたもとへ行き、「えっ」と思いました。橋の名前は「蓮見橋」ではなく、「西堀橋」だったのです。
公園側に戻って歩くと、ひとりの「女性の姿」が目に入りました。
新潟県出身の著名な彫刻家、千野茂の「フォーム」です。「腰かけた女性が、足先に手を伸ばすかたちから生まれる有機的フォルムの中に、生命の鼓動を表現した」(千野茂)という作品。朱色の橋とよく似合います。