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高齢者疑似体験をしながら施設巡り

 連休明け。きょうも晴れて、暑い日となりました。昨日は今年初めて半袖シャツを着たのですが、きょうはあちこちで半袖シャツ姿が見られました。

 きょうは午後から市内で建設中の新幹線新駅(仮称上越駅)高架橋工事の視察を行いました。党議員団で申し込み、実現しました。工事が始まってから現場を見るのは初めてです。板倉区にある飯山トンネルから高田の松ノ木トンネルまで見渡せる駅高架橋の最上部で、鉄道・運輸機構の乗田治己次長や倉川哲志上越鉄道建設所所長などから説明を受けました。

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 駅高架橋は全長520㍍(このうちホーム設置区間は312㍍)です。12輌編成の新幹線電車が停まれる長さということですが、思っていた以上に長く、大きいと感じました。高架橋からは、駅の東口、西口広場がどうなるかイメージできました。また、完成間近い住宅用地の工事現場を見通せました。新駅周辺はこれからどんどん変わります。飯山トンネルと松ノ木トンネルまでの「明かり区間」は9.3キロメートル。ここを走る新幹線の姿を早く見たくなりました。

 午後3時からは高齢者疑似体験です。先般、お知らせしたように市内の公共施設のユニバーサルデザインの状況視察の一環として党議員団として初めて取り組みました。初回ということもあって上越市社会福祉協議会地域福祉課の佐藤貴規さん、常田紘子さんから指導を受けました。きょう、視察した施設は文化会館、市役所、市民プラザの3か所です。両足にそれぞれ1kg、両手首にそれぞれ500gの重りをつけ、視野を狭くするメガネを着用、さらに背中を強制的に曲げるものをつけて2時間動き回りました。正直言って、くたびれ果てたという感じです。年をとってから動くということがどれほどしんどいことかよくわかりました。

 動き回る中でわかったことがいくつかあります。そのひとつは車椅子に乗った時に使いやすいかどうかです。文化会館のエレベーターは乗り降りするには狭く、ぎりぎりだと感じました。また、トイレを利用するには慣れないと使いにくいですね。

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引き戸を開ける、トイレで車椅子から便座に乗り換える、こういったことをスムーズにできるようになるには訓練が必要と思いました。文化会館の1階ロビーから中ホールへ下りていくスロープ、これも車椅子に乗せてもらい上り下りしましたが、ちょっと狭く、勾配が急だと思いました

 怖いと思ったのは市民プラザでエスカレーターを使って下りるときでした。

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強制的に腰を曲げていたせいなのでしょうか、エスカレーターの動きがとても速く感じられ、乗る時にタイミングを外すのではないかという不安感をおぼえました。上り下りする時にはアナウンスが流れているのですが、耳が聞こえにくくするものをつけていた(これも疑似体験のひとつ)こともあったのか、それともエスカレーターに乗ることに集中していたせいなのか、まったく聞こえませんでした

 きょうの体験は議員団で整理することにしました。今後もこうした体験を何回か行い、関係機関、施設に提言していきたいと考えています。

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2010年05月06日 23:33に投稿されたエントリーのページです。

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