夕方、家に戻ったところ、柳川月さんから素敵なプレゼントが届いていました。
これは、手づくりの『「五センチ」になった母』出版記念会報告歌集です。
開いた途端、目に飛び込んできたのは美しい文字でした。柳川さんが毎月発行している通信「ざ・むーん」と同じく見事な字が並んでいます。そして、読み始めて見て感心してしまいました。記念会の会場となったスカイトピア遊ランド周辺の景色から近藤典彦先生の講演、本の出版記念会の模様がまるでスライドで映し出すように28の短歌にまとめられていたからです。それらの短歌はこれです。
短歌には私だけでなく、妻、母、弟のことも歌われていました。「ほら、母さんのことも書いてあるよ」と妻に見せた短歌は、「白髪に吾と判りしか声かけ来し橋爪夫人美しきひと」。もちろん、妻はニコニコ顔でした。カットを書いた弟の姿は精悍に見えたのでしょうか、「ラクビー選手のような男性はエッセー集にカットを添えし著者の弟」とあります。私が本について語った時、途中で母を紹介する場面がありました。それが柳川さんには強く印象に残ったようです。「よろめきつつ息子の呼びかけに応え立つエツさんどれ程嬉しからむや」とありました。
きょうは臨時議会から始まっていくつも会議があり疲れていたのですが、この「てのひら歌集」を読んで疲労はどこかへ飛んで行ってしまいました。この歌集、おそらく私と柳川さんしか持たない手づくり歌集となるのでしょう。わが家の宝物がまたひとつ増えました。
臨時議会における議長・副議長選のインターネット録画中継がアップされました。ご覧ください。