臨時議会での議長選、投票結果は瀧澤逸男議員が34票、橋爪10票、無効(白票)4票でした。バタバタ立候補で、他会派に働きかけるいとまもないなかでよくとれたと思います。10票というのは、わが議員団(4人)のほかに6人も支持を寄せていただいたことになります。ご支援、ご心配いただいたみなさんに心から御礼申し上げます。
投票前に行われた所信表明演説では、まず、「上越市は14市町村が合併して6年目となるが、市民の暮らしも営業もかつてなく厳しい状況が続いている。これは何とかしなければならない。市民のいのちと暮らしを守るためには48人の議員の知恵を結集して議会の責務をしっかりと果たさなければならない」とのべました。
そのうえで、①公平、中立の立場で民主的、効率的な議会運営に努める、②秋にも制定されるであろう議会基本条例に沿った議会運営に最大限の努力をしていく。具体的には、市民の皆さんのご意見、ご要望をしっかりと反映させる議会、議員間で大いに議論し、審議を尽くす議会、行政をしっかりチェックすると同時に政策提言、議員立法をどんどんやっていく議会をつくっていく、③上越市議会の代表として信頼されるよう日夜研鑽を積み、努力していく、という3つ約束をしました。
所信表明の時間は5分という制限があります。残りの時間で私は、「この上越市議会は本当に多彩で、すばらしい能力を持っている人ばかりだ」とのべ、「思想的には私よりもはるかに右寄りだが、いざ歴史の話になると私を含めて感動させてしまう人がいる。緊張感あふれた質問を議員のみならず傍聴者も巻き込んで展開し、市政を動かした人もいた。また、ある委員会で10年間の入札データを使って質問する人もいた」とこれまでの市議会で印象に残った質問を3つほど紹介しました。
そして最後は、「48人の知恵を結集して、市民から信頼される、すばらしい上越市議会をつくりたい。ぜひご支持を」と訴えました。
選挙結果が出た後、すぐに、隣席の樋口議員が「すごい、よかったね」とうれしそうに声をかけてくれました。休憩時間には、トイレで一緒になったある議員は、「私も入れさせていただきました」といい、廊下ですれちがったある議員も「共産党の議員が議長選で10票とったのは初めてだ。がんばったね」と励ましてくださいました。思った以上に健闘したので、市役所からの帰り道は妻と一緒にラーメンを食べ祝いました。
次に副議長選の結果です。岩崎哲夫議員が33票、わが議員団の上野公悦議員が6票、小林克美議員が2票、無効(白票)が7票でした。投票前の所信表明では、上野議員が、私が約束したことと同じ内容だとしながらも公平で民主的な運営、議会基本条例に沿った議会改革について原稿なしで堂々と語りました。なお、上野議員は文教経済常任委員会の副委員長選挙で10票を獲得、見事に当選しました。
議長、副議長選における所信表明演説の模様は、上越市議会のホームページのなかの過去の議会中継でご覧いただけます。