川袋で神楽を見た
吉川区内で神楽を見ることが出来るのは山直海(川袋)の八幡宮と下町の神社だけとなりました。正直言って、この年になるまで神楽を一度も見たことがありません。きょうは山直海の八幡宮の祭りです。昨日、東京からの帰り道、Tさんから「神楽があるから来ないかね」と誘われ、初めて出かけてきました。
舞いが始まったのは午後8時過ぎ。笛の音が鳴り始め、渡り廊下から獅子の面をかぶった人が舞台に現れると「待ってました!」と威勢のいい声がかかります。「こっち、こっち」という声が出たところへ行き、祓いをして、舞う。きびきびした動きを楽しんでいたら、また誰かが声をかけました。
何を言ったのかよく聞こえませんでしたが、踊り手のひょうきんさな仕草に大笑いです。ひょっとすると踊り手の人も酒が少々入っているのかな。観客もすっかり乗りに乗って、なかには舞台に上がり込む人もいました。
私のそばまで来た獅子は、「橋爪さん、ご苦労さんです」。獅子舞の踊り手はどうやらここの神主さんらしい。
踊りにはそれぞれ名前が付いています。今晩、集まった人たちは、「さーさ、今度は鳥舞いだよ」「よう(魚)釣り舞いだ」などと言って教えてくれます。次の写真は「鳥舞い」です。
そして今度は「よう釣り舞い」。
この舞いが一番人気のようで、舞台の踊り手と観客はまさに一体となります。踊り手が「餌」(ピーナッツが入った小袋)を撒く。観客は「餌」にわざとつられて舞台に上がる。酒も入っているので、まあ、一つひとつの動きに声はかかるわ、笑いが出るわで大賑わいでした。では、その「よう釣り舞い」の一部を動画でごらんいただきましょう。
源地区住民にとってここの神楽は昔、楽しみなイベントのチャンピオンでした。地域の人たちが大勢集まり、学校に通っていた子どもたちも、帰りにこの神楽を見てから家に帰ったそうです。今晩の踊りは5つほどでしたが、元は昼間の部、夜の部、合わせて24も舞いが披露されたといいます。舞いを見る人たちの楽しそうな表情を見ながら、この次は妻と一緒に出かけてこようと思いました。
きょうは午前中、「しんぶん赤旗」の配達と集金をやり、午後からメーデー上越集会とデモに参加してきました。土曜日と重なったこともあって、いつもよりも参加者は少な目でしたが、元気なのは年金者組合の人たちです。
本町通りをデモ行進していた時、先行する車のスピーカーから突然、言葉をしぼりだすようにして、「不正規雇用をなくせ!」という声が聞こえてきたのにはみんなびっくりしました。行進はできないので宣伝カーに乗り込んだ80代後半の女性の声だったのです。声の主は関口サトノさん、きょうのメーデーではこの人の元気な声が強く印象に残りました。こちらもガンバラナクッチャ。
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