「しんぶん赤旗」日刊紙の配達当番の人から、「旅行で出かけているので配達を代わってほしい」と頼まれていたことを深夜に思い出し、その後、眠れなくなりました。きょうは高校の入試です。妻から「午前8時までに職場に送ってもらいたい」と頼まれていたこともあって、ぐっすり眠って遅くなってはいけないと緊張したのでしょう。でも、布団からは早めに出たおかげでいくつか原稿書きの仕事ができました。
きょうの午前、文教経済常任委員会の所管事務調査がありました。テーマは上越農業振興地域整備計画の見直しについてです。委員会資料を見て、改めて、いまの上越市は14市町村が合併してできた自治体だと思いました。というのは、これまで上越市内の農業振興地域が14の区域となっていて一本化していなかったからです。それといまひとつ、農用地区域内農用地面積の変更をこまめにやっていたところと長期間やってこなかったところの差が変更面積の差として表れました。なかには35年も変更していなかったところもありました。いろいろな自治体があったんだなとびっくりしました。
きょうの委員会調査は30分くらいでさっと終わるのではないかと予想していました。ところが委員も答弁する側も次第に熱が入り、1時間以上かかりました。「農業振興地域整備計画の見直し」という、普段あまり話題とならないことがテーマとあって、担当の農政企画課では大きな地図を委員会室に持ち込み、説明や答弁を行いました。この丁寧さ、わかりやすくしようという姿勢がよかったですね。山林・原野化した農用地を地図上に黒く塗ったもの(画像)については、私も身を乗り出してしまいました。
今回の農用地利用計画の変更によって、上越市の農用地面積は変更前の20,783㌶から16,786㌶へと大幅に減少しました。合併前の区域によっては、30数年のうちに3分の1近くにまで落ち込んだ区域があります。これらは長年の農民無視の農政の結果です。