きょうは吉川中学校の卒業式でした。3月議会中ではありますが、私の常任委員会と重ならない時は出席するようにしています。郷土の未来を担う若者たちが巣立つ時はみんなで祝ってあげたいからです。本当は中学校の卒業式の日を休会とする日程にしてほしいなと思っています。
今回は第31回の卒業式。卒業生44人の名簿を見たら、よく知っている生徒の名前がいくつもありました。従弟の子どものTさん、母親に連れられてわが家の牛舎に何回も遊びに来たKさん、酪農仲間だった人の孫さんであるIさん(この生徒さんは町政レポートで何回も登場してもらいました)、一昨年の市議選前の100日間の朝の辻立ちの際、いつもはずかしそうに「おはようございます」と声をかけてくれたUさん、夏休みの宿題で「市会議員をやることになった動機はなんですか」とインタビューしてくれたKさんなどです。みんな大きくなって、たくましくなりました。
吉川中学校は今年度が創立30周年です。青木孝史校長のはなむけの言葉、在校生の送る言葉、卒業生の巣立ちの言葉、いずれも30周年記念事業として取り組んだ体育祭や音楽祭などにふれていましたね。
青木校長は、「30周年という年に最高学年としてリーダーシップを発揮し、全校をまとめてくれた。音楽祭での3年生の合唱は聴くものの心をゆさぶった。鳥は自分の翼で飛ぶ。みなさんも自分の翼だけで大空を悠々と飛ぶように。自分らしさを出すための努力をしてほしい」とはなむけの言葉を送りました。
在校生を代表して送る言葉をのべたのは松原春菜さんです。「先輩の皆さん方からは手を引いて励ましてもらったから早く学校生活に慣れることができた。(30周年記念の)体育祭では先輩たちの真剣な表情を見て、全員が本気になった。音楽祭では、みなさんの美しく、澄んだ歌声が体育館に響いた。みなさんの歌声はこれからも私たちの胸の中で響き続けるでしょう」と卒業生に感謝の気持ちを伝えました。
巣立ちの言葉は江村祐太さんが代表してのべました。
最初に学校生活でお世話になった先輩、後輩、先生などに感謝の言葉をのべた後、ここでも30周年記念事業にふれました。「体育祭では様々なドラマがあった。ただひとつ、優勝を目指して、毎日学校に通い、夕方まで頑張った。本番の体育祭では最高のダンスができた。音楽祭では、未来への希望が込められた歌を通してクラスの絆を実感できた」と語りました。そして、最後に、「中学時代は、これからの人生でも忘れることのできない、かけがえのない時間だった。44人の仲間と一緒に泣いて、笑って、たくさんの思い出をつくった。時にはお互いすれ違ったこともある。でも、この仲間なら絶対笑って卒業できると思っていた。みんながいたから悩みや困難を乗り越えることができた。本当にありがとう」とのべると、体育館では拍手が起き、すすり泣く生徒もいました。
卒業式が終わってから、恒例となった卒業生による全員合唱、今回は「YELL」でした。
「♪サヨナラは悲しい言葉じゃない いつかまためぐり逢うそのときまで 忘れはしない誇りよ 友よ 空へ」。いい歌でした。