速報第2弾です。文教経済常任委員会で衝撃的な事実が明らかになりました。虐待されていることで子どもが先生などに訴える件数が平成20年度、上越市内において66件にものぼっていたというのです。虐待を受けた子どもの人数は延べで126人であることも明らかにされました。
これは永島義雄議員(無所属)の「子どもが虐待で悩み、教育現場で相談するケースはないか」との質問に教育センターの村山信一所長が答えたもの。村山所長は、「子どもたちが先生に訴えるだけでなく、親子が相談に来るケースもある。場合によっては、暴力を避けるため施設で保護したり、遠隔地に避難してもらうこともある」とのべていました。
再質問で永島議員は、「上越でもご多聞にもれず、かなりの件数にのぼっていると思った。不況の中で、一番弱い、無抵抗の子どもにあたるケースも増えているのではないか。自殺など(重大事態)に至らないうちに早め、早めに対応を」と訴えていました。
市教委では新年度に学校問題解決支援プロジェクトチームを新設(約270万円を予算措置)し、いじめ、不登校などの問題に迅速・的確に対応することにしています。問題の早期解決を図るため、ソーシャルワーカーを採用、指導主事や教育相談部長などとともにチームを編成し、これまでの相談体制を強化して学校支援を強めたいとしています。