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景観条例一部「改正」、総務委で賛成6、反対5

 上越市景観条例の一部「改正」案は25日の総務常任委員会で審議され、採決の結果、賛成多数で可決されました。賛成は創風クラブ、政新、毘風所属の6委員、反対は市民ネット改革、日本共産党議員団、無所属(近藤委員)の5人でした。

 同条例一部「改正」案は15日の総務常任委員会で「継続審査」となっていました。本来なら、3月議会が終わってからの審査となりますが、25日の予備日をつかって審査しようということになり、本日の開催となりました。

 審査では、私が改正案の前文にある「歴史的な資産やまちなみ」という表現について、「まちなみも資産になることがある。言葉の使い方としては好ましくなく、違和感をおぼえる」と発言し、担当課長の見解をただしました。質問はこれくらいで、後は、委員会で各委員が改正案について意見表明をし、委員間討論をやりました。

 委員間討論では、小林克美委員などが、「春日山城など(『改正』前の前文に書かれている遺産)は13区を含めて上越市民の誇りだ。『改正』前の前文を記すことで故郷の歴史を具体的にイメージできる」「前文には感動を与えるメッセージがなければならない。『改正』前の前文の方が良い」などとのべ、「改正」前の前文を採用するよう主張しました。一方、内山委員などは、「(具体的な地名を」はずしたところで中味は変わらない。それよりも重点区域をどうするかが大事だ」「具体的な(遺産の)名前を入れるなら、13区にもいいものがある」などとのべ、「改正」案を支持しました。

 採決に先立ち、小林克美委員が修正案を提出、「改正」案前文の一部を元に戻すことを提案しました。これについては質疑なく、採決の結果、市民ネット改革、日本共産党議員団、無所属(近藤委員)の5人が賛成しましたが、他の6人は反対し、否決されました。

 今回の委員会審査をめぐっては「不純な動き」(吉田委員)がありました。稲荷副市長が「改正」案の趣旨を理解してもらうためにということで、「継続審査」決定後、水面下で複数の議員に働きかけをしたというのです。この点については、私や吉田委員が「二元代表制に反する行動だ。二度とこのようなことをすべきでない」と批判しました。

 景観条例一部「改正」案の動きについては16日の日記でも書いています。こちらも合わせてお読みください。

 ※きょうの総務常任委員会の模様は上越タウンジャーナルも報道しています。

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2010年03月25日 13:17に投稿されたエントリーのページです。

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