きょうは、議員団会議が終わってから平良木、樋口両議員とともに上越市西部の中ノ俣地区まで出かけてきました。冬場に中ノ俣まで出かけたのは初めてです。吉川区の山間部以上に雪が深く、玄関へ入るには雪の階段を下りていかなければならない家が何軒もありました。しかも高齢者が家を守っていました。改めて、たいへんだなと感じました。
中ノ俣へ出かけた理由のひとつは道路状況の視察です。特に、県道沿いに雪崩危険個所があるのか、ないのか確認したかったのです。県のホームページでは集落を巻き込む可能性がある雪崩危険個所は表示してあるものの、道路沿いの危険個所は表示してありません。
実際に車を走らせてみて、こうした危険個所が何か所もあることがわかりました。きょうは気温が上昇し、斜面のあちこちに巻きだれやスノーボールができていました。とても危険な状態でしたね。早く機械で削り落すなどの対応をすべきだと判断してきました。
出かけたもう一つの理由は高齢者世帯などの屋根雪、民家周囲の除雪状況がどうなっているかを見ることでした。きょうは穏やかな天気となっていたので、何軒もの家でスコップやスノーダンプで除雪していました。このうちの一軒を樋口議員と訪問したところ、ひとりの女性がもくもくとスノーダンプで雪どかしをしていました。話を聞いたら、若い時には、農業の合間に㈱新潟事業に出ていて、私が育った吉川区源地区で土方仕事をしたことがあるとか。急に親しみを感じました。
今冬の雪で一番厳しかったのは先月半ばの降雪だったということでした。あのどか雪で、除雪が間に合わず、ガラスを2枚割ってしまったそうです。数日前からの降雪に伴う雪どかしも簡単ではありません。手作業ではまだ数日はかかりそうに見えました。
中ノ俣での視察を終えて、車に乗り込んだら、食品、日用品販売の車がこの地区に入っている姿が目にとまりました。そして、ステッキカーを押して歩いてくる背の曲がったおばあさんの姿も。
雪深い山間部の集落に出かけ販売活動をしている人がいて、それをあてにして暮らしている人たちがいる。もうけ第一ではできないことです。とても感動しました。