※写真は吉川区在住の江村康成さんがチェンソーで制作したウシとトラです。
一年の最後の日。今年もあと数時間になりました。雪の降り方がひどくなったので新聞代の集金を途中であきらめて帰ってきたら、なんと二人の読者の方がわざわざお金を持ってきて下さいました。本当に申し訳ない。心から感謝します。
今年は次男の結婚というめでたいことがありました。自分の子どもが独り立ちし、所帯を持つというのはさみしいけれども、親としてホッとします。この調子で残りの子どもたちも自立してくれれば最高ですが、いつになることか。早くその時がやってくることをじっと待っているしかありません。
今年は悲しい別れが続きました。4月に父が急性呼吸不全で旅立ち、5月には分家のお父さんとお母さんが農作業事故で二人揃って亡くなりました。さらに7月には原之町の親戚のお父さんが病気で亡くなりました。このほか、何人もの大事な友人、後援会員とも別れなければなりませんでした。みんな、私のこれまでの人生でお世話になった人たちばかりです。残念でなりません。
きょうは秋に亡くなった友人、中村睦男さんのお連れ合いのA子さんがわが家にみえました。誰かにヤギさんを預かってもらいたいと言っていた方です。最終的にはA子さんが飼うことになったのですが、私の留守に小さな手紙が置いてありました。「(前略)また主人のこともとても気遣って下さりありがとうございました。主人の無念の死を思い、歌を詠みました。ただ一人 死と向かい合い何を思うか 若き命 あきらめざらんや」。手紙の下の方には、「お父さん!淋しかったね。ごめんね。旅立ちて知る苦悩の深さよ!」とも書いてありました。急に切ない別れを思い出し、涙がこぼれてしまいました。
遅くなりました。この「ホーセの見てある記」を読み続けてくださいましたみなさん、1年間ありがとうございました。もう数時間でウシからトラへと替わります。来年もどうぞよろしくお願いします。