雪が降ると雪の上の様々な足跡が目に入ります。きょう、山間部で市政レポートを配布していたときのことでした。たくさんのウサギの足跡があり、その近くに、直径10センチくらいはあるでしょうか、ウサギよりもかなり大きい動物の足跡(画像)を見つけました。雪国で育った私が雪上で初めてみる足跡でした。ひょっとするとカモシカ? でも、これは違う。なんだろう。
山間部では、かんじきなどで踏み固められた雪道を歩かないとたどり着かない家が何軒もあります。そのうちの1軒は、除雪された道路から約150メートル離れたところにあります。誰かは分かりませんが、一人だけ歩いた足跡が残っていました。雪の中にうまらないようにと、その足跡を頼りにゆっくりと歩きました。先に歩いた人がつくった雪道をあとから歩く。この有難さは歩いてみないと分かりません。助かりました。
前の冬には人の足跡があったのに、この冬はまったく人の足跡が見られない家が何軒かありました。1軒はSさん宅です。冬の暮らしを心配して、娘さんがSさんを関東の自分の家に連れて行ったとか。市政レポートを届けると、いつも、「申し訳ないね。おら、この新聞、楽しみにしているがど」と言って笑顔を見せてくれるSさんでしたが、家の近くにはウサギの足跡しかありませんでした(画像)。どうしているかなぁー。