日中は来月の党大会を目指した会議でした。昼食を持参してきてください、との案内があったので、朝早く、妻に「おにぎり握ってくれないか」と頼んだところ、「私は起きて握る力がない。ばあちゃんに頼んでちょうだい。そうでなければ、ご飯、何かに入れたらどう」と言います。この時、ご飯の方は私がとぎ、あわ、黒ごま、ひえなど16種の穀類を30グラムほど入れて、すでに炊き上がっていました。
「それなら、これにでも入れるか」と私が市販のおこわが入っていた使用済みパックを使おうとすると、「そんなの、適当に洗ってあるからダメよ。ちゃんとしたものに入れなさい」などと言いながら妻は起きてきて、最後には「わかった、わかった。弁当作ってあげるわよ」。その後、たいした時間もかけずに、弁当を用意してくれました。
会議は順調に進み、11時50分からお昼休みとなりました。ハンカチに包まれた弁当は朝からずっと机の上に置いておきました。いよいよ、待ちに待った昼食の時間です。まず、カバンからデジカメを取り出し、二段重ねの弁当を広げました。下段には16穀入りのご飯、上段にはおかずです。おかずはミニトマト、キウイフルーツ、カブの漬物、ばあちゃんが作ってくれた粕和え筋子など5品でしたが、カラフルでとてもきれいでした。
隣に座っていたTさんが私の行動を不思議そうに見ていましたが、写真に収めるとき、Tさんが持参したみかんを1個くださいました。色の組み合わせを考えたら、その方が美味しそうに見えると判断されたのでしょう。写真は3枚撮りました。ご飯、おかず、みかんという組み合わせで、誰が見ても食べたくなるような写真となりました。じつは、この弁当、私にとっては、妻から30数年ぶりに作ってもらったものだったのです(画像)。
30数年ぶりに妻が作ってくれた弁当は、冷蔵庫に入っているもののなかから、すぐにおかずにできるものだけを入れた単純なものでした。でも、とても美味かったですよ。ご飯もおかずもきれいに食べました。母さん、ありがとう。
コメント (2)
こんばんは。弁当、楽しく読みました。
30数年ぶりの弁当は美味しかったことと思います。
40数年間弁当持ちで勤めた私は貴方のような感激と感謝もなく毎日食べていました。時には仲間と急な出張の際は途中でお昼を食べ、朝の弁当をそのまま家へ持って帰ることも多々ありました。
投稿者: 内山文英 | 2009年12月27日 19:13
日時: 2009年12月27日 19:13
文英さん。ようやくインターネットできるようになったんですね。コメント、ありがとうございました。文英さんの名前を見たら、とてもうれしくなりました。これで、今晩、また、張り切ってブログを書く元気が出てきました。
投稿者: ホーセ | 2009年12月27日 19:23
日時: 2009年12月27日 19:23