言われてみれば「そうだ」と納得するのですが、19日のドカ雪は上越市内全域ではなく、旧頸北中心だったのです。市の雪対策室の積雪量を見てみると、20日の朝の段階で一番多かったのは吉川区坪野で140センチ、次が柿崎区黒岩で135センチでした。ところが、大島区菖蒲では78センチ、清里区青柳でも80センチどまり、そして「雪の高田」はなんと31センチしかなかったのです。
上越市の面積は973平方キロメートル。東京都の面積の約半分にもなります。旧吉川町の範囲だけで降雪状況を見て、「上越市は多かった」と判断してしまうと、判断を誤ります。「上越市は多いところもあれば、少ないところもある。上越市の吉川区、柿崎区はドカ雪でした」が正しい。今回の降雪状況を見て、災害対策は旧市町村単位で見ていかないといけないことを再確認させられました。
それにしても19日の雪はひどかったですね。20日の除雪作業では県道上で除雪車やロータリー除雪車が故障して混乱が起きました。代石と伯母ヶ沢間など一部の県道では、市の協力の中で除雪作業が進められたそうです。大雪の時であろうが、普通の降雪であろうが、除雪車などの故障の時に、市と県、場合によっては国との連携をどうしているのか、今度、調べておかねばと思いました。