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思い込みで記事を書いてはいけない

 今朝の新聞を見て驚きました。ある新聞社の記事に村山市長の議会答弁についての私の感想が掲載してあり、その中で、「(市長の)発言からは気持ちが伝わる」と書いてあったからです。

 村山市長の答弁についてはこのブログでも紹介したように議会傍聴者などからいろいろな声が寄せられています。「メモもなしに簡潔に答弁していていい」「質問を受けてから答えるまでにスピード感がある」などの評価の声の一方で、「味もそっけもない答弁が多い」「もっと心が伝わるようにしたらどうか」などの声があるのです。

 私は取材に来た記者にこうした声があることを紹介したうえで、「村山さんの文章をたくさん読んでいるが、心のこもったいい文章だ。ところが、議会答弁ではこういういいところが発揮されていない。心が伝わってこない」とのべたのです。それが記事ではまったく逆の評価になっていたのです。

 おそらく、取材しにきた記者は自分なりの評価と記事の骨組みをすでに考えていて、「村山答弁は及第点」に沿った言葉を取材の中で拾おうとしたのでしょう。新聞記事の書き方については私は素人ですが、こういう姿勢での取材はいけないと思うのです。

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コメント (2)

匿名:

私の見るブログ(軽薄短小~新潟県上越・妙高発~)に、日報の記事を読んで橋爪さんのブログを確認したいきさつが書かれていました。記事の一文に違和感を感じて事実を確認する人はそんなにいないと思います。マスコミにおいてはこんなことは日常茶飯事なのでしょうが、記者の方にはいちいちきちんと抗議したほうがよいと思います。

ホーセ:

コメント、ありがとうございました。新聞記事を読んでおかしいと思い、私のブログを読んで確かめてくれた人がいる。うれしいですね、そういう人がいるなんて。書いてよかったです。

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2009年12月18日 09:02に投稿されたエントリーのページです。

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