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メモをとらない議員ではダメだ

 市議会を傍聴していたある市民に言われました。「最近の議員はメモをとらない人が何人もいるね。メモをとらないようではまともに人の話を聞けない。質問もできない」と。ギクッとしました。私もあまり、と言った方がいいか、丁寧にメモをとる方ではないからです。自分の質問と同じテーマの質問、市政の重要課題と思っていて、かつ、市民の皆さんにお知らせした方がいいという質問はメモをとります。それ以外はほんのひとこと、二言くらいしかメモをとらないからです。

 きょうは一般質問2日目でした。波多野議員は直江津出身の議員として新・水族館の建設見込み、直江津屋台会館や旧直江津銀行の今後の利活用について市長に見解を求めました。現水族館は改修を重ねてもあと10年しか持たないことを明らかさせた上で建設を迫る質問の組み立てはよく考えてありました。南魚沼市の天地人博会場の来年以降の利活用計画が動き出している事実を調べておき、同じく天地人博会場となった直江津屋台会館の活用計画を早期にたてよと主張する。これもよかったと思います。

 行政刷新会議の事業仕分けとその影響について質問したのは滝沢いっせい議員です。多くの市民が関心を持っている問題ですが、今回の一般質問で、これをとり上げたのは滝沢議員だけでした。事業仕分けは大項目で217、小項目で420件にも上りましたが、上越市に影響が出るもの、あるいは出る可能性があるものは、国勢調査の実施、基地周辺対策事業、高齢者職業相談室など22件であることが初めて明らかにされました。

 きょうの質問者は6人でした。みんな個性豊かな質問をする人ばかりです。ベテランの佐藤敏議員は、上越市にゆかりのある梁塵秘抄巻2を活用して文化都市上越を全国に発信せよと提案しました。同議員は舞踊家で、落語など文化芸術分野に詳しいことで有名です。きょうも演壇で鼓をポンポンポンとやるしぐさなどを披露し、こちらは能の世界にいるのではと錯覚するくらいでした。全国広しといえども、本会議場壇上を「芸の場」にしてしまう議員はこの人以外にはいないでしょう。

 市長答弁は1回目も簡潔で、再質問に対する答弁もあっさりしていてどんどん進みます。明日も6人が登壇予定です。このままいくと、私の出番は来週月曜日のトップ、午前10時からとなる可能性が高くなってきました。

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2009年12月10日 23:32に投稿されたエントリーのページです。

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