7月下旬から市民のみなさんにお願いしたアンケートの結果がようやくまとまり、きょう、発表しました。ご協力いただいたみなさんには心から感謝申し上げます。本来なら、結果を印刷して、アンケート用紙を配布した全世帯にお返しすべきではありますが、ページ数が多いこともあって、全文は私と上野、平良木市議の3人のホームページ、ブログに掲載することとなりました。この点、お許し願いたいと思います。
お読みいただけばわかるように、市民のみなさんの暮らし向きは悪くなっていて、国政、市政に対する要望も切実なものがとても多くなっています。掲載したものの中では、記述式の回答がたくさんあります。これらは市民のみなさんの文字通り生の声です。私たち日本共産党に対する批判のご意見もそのまま掲載しました。ぜひご一読下さい。私たちはこうしたみなさんの声をしっかりと受け止めて頑張っていきます。
さて、きょうは午後3時から党上越地区委員長ととともに記者会見を行い、今月18日告示、25日投開票の市長選に関する日本共産党の対応を明らかにしました。この中で阿部正義地区委員長は、「これまで候補擁立に向けて努力してきましたが、残念ながら今回は擁立できませんでした。(党後援会員のみなさん、期待していてくださった)市民のみなさんには心からお詫び申し上げます。また、立候補予定の3人のみなさんから応援要請を受けていましたので、マニフェストを中心に検討いたしました。その結果、私たちと一致できる公約がいくつもありましたが、賛同できない重要な問題点もあり支持するということにはなりませんでした。きょう配布した市民アンケート結果を見ると、市民の暮らしは悪化し、切実な市民要求が寄せられています。これらを実現するために頑張っていきたい」とのべました。
記者からは「なぜ候補を擁立できなかったのか」「3人の立候補予定者を支持できない理由を具体的にのべてほしい」などの質問が相次ぎ、記者会見は予定時間を大幅に超えました。阿部地区委員長は、候補擁立できなかった要因として、党の力量不足と取り組みの遅れをあげました。応援要請にこたえられなかった理由については、私の方から、「いくつもの箱物建設を公約されている方があるが、財政危機認識の甘さがある」「市の最上位計画である第5次総合計画改定版が市民参加のなかで策定されたにもかかわらず、それへの言及がない」ことなどをあげて説明しました。
きょうの記者会見にはカメラマンを含め9人のマスコミ関係の方が参加されました。候補擁立を発表する時と違って、擁立断念の発表はつらいですね。今回の私たちの態度表明によって、市長選は三つ巴となることがほぼ確定しました。3者それぞれのマニフェストには、子ども医療費無料化の拡大、通園・通学バスの無料化、介護・医療分野での高齢者支援など評価できるものがいくつもあります。私たちはどなたがトップになられようとも、良い公約は実現に向けて応援していきます。もちろん、問題があることには反対していきますが。