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国政のこと への全投稿

2009年09月09日

比例代表区で民意が示したもの

 昨日も一人の市民から電話をいただきましたが、今回の衆院選の結果について書かれた五十嵐仁法政大学教授のブログが話題になっています。同教授は小選挙区制導入に反対の論陣を張った知識人として有名です。今回も選挙結果を分析して、小選挙区制の問題点をクローズアップしました。

 一つは有権者の選択と議席に大きなズレが出るという点です。「民主党は47%しか得票していないのに議席では74%を占め、逆に、自民党は39%も得票したのに議席では21%にしかなりません。得票率での1.2倍の差が、議席率では3.5倍に増幅されてしまった」との指摘は誰も否定できません。二つ目は議席に結びつかない票(いわゆる「死票」)が大量に出るという点です。今回の「死票」は、全部で3270万票にもなったといいます。そして三つ目、小さな政党は排除されるという点です。これは説明するまでもないでしょう。

 五十嵐教授は、6日のブログで「比例代表的な制度だったら、民意は何を示していたのでしょうか」とのべ、比例代表区での各党の得票率をもとに各党の獲得議席数を試算しました。その結果は、
 自民党      128
 公明党       55
 民主党      204
 社民党       20
 国民新党      8
 日本新党      3
 共産党       34
 みんなの党    20
 諸派・無所属    7
 同教授は、「比例代表区が示している政党制は、民主党中心の多党制なのです。これは多様化した国民の政治的意見の反映にほかならず、『一党優位政党制』でも『二大政党制』でもありません」「多様化した国民意識に対応した多党制的状況を、そのまま国会の議席配分に生かすべきではないでしょうか。特定の大政党の独走によって国政を専断するというような事態を避け、合意と協調によって政治を運営するためにも、現在の選挙制度を改め、比例代表的な制度に変更すべきだ」とのべていますが、正論といえましょう。

 きょうは文教経済常任委員会でした。一般質問のヒアリングがあり、その後、明日からの総務常任委員会の準備もあって、ほとんど議員控室にいました。
 一般質問は、総選挙結果をどう受け止めるか、木浦市政の8年間、吉川高等特別支援学校(仮称)の創立などをテーマに選びました。市長自らの言葉で語ってもらうテーマが多く、しかも再質問でいろんなことをきくことのできる通告文となっているので、答弁書を書く担当者の中には不満を持たれる人もあるかも知れませんが、これは仕方がないですね。一般質問は緊張感を持ちつつも、のびのびとやれるようにしないといけません。
 今議会での一般質問の通告者は17人で、私は15番目です。早ければ17日の午前11時頃から、遅くとも同日の午後2時頃からとなるでしょう。


2009年08月31日

総選挙が終わり、9月議会始まる

 うつらうつらし、目を覚ましたら日本共産党の議席は9となっていました。自公政治への怒りが民主党への投票にという流れがつくられたなかで、よく踏みとどまったと思います。善戦と言ってよいでしょう。でも、もう1議席欲しかった。できれば、北陸信越ブロックの山口さんの議席を。人柄といい、論戦力といい、申し分のない人で、私たちの国政への願いをしっかりつないでくれる人でしたのに残念です。

 きょうから9月定例議会です。総選挙が終わった翌日から議会というのはつらいものがありますが、新潟県は国体がありますからしょうがありません。きょうは、市長の提案理由の説明のあと、総括質疑が行われました。08年度の決算を中心に、市の指定管理者に対するチェック機能、13区の地域振興事業の制度改正、病院の管理運営委託料に係る消費税問題などをとりあげました(画像)。いずれも質問3回という制約の中での追及でしたので、限界がありましたが、常任委員会での論戦につなげることができたものと思っています。この模様は明日、1日の夕方には上越市議会ホームページの議会中継でご覧いただけます。

 夜は地元党支部の会議に参加しました。みんな、選挙で頑張った人たちです。長丁場になった選挙戦を振り返りながら、感想を出し合いました。「支持拡大でもカンパ集めでもこれまでにない大きな取り組みができた。みんながよく頑張った」「大事なのはどんな情勢の変化があっても伸びることができる力をつけること。党勢と日常活動が大事だ」などの声が出ました。会議では、日本共産党中央委員会のホームページを開いて、選挙結果についての幹部会声明も読み合わせをしました。


2009年08月30日

政権交代確実に

 もうじき12時になります。総選挙の結果、民主党が大躍進し、政権交代が確実になりました。あとは、日本共産党がどこまでいくかです。いま5議席です。比例の北陸信越ブロックでの山口典久候補が当選できるかどうかも心配です。明日の総括質疑の準備をしなければなりませんが、テレビにくぎづけ状態です。本当は早く準備を完了し、少しは眠っておきたいのですが……。


2009年07月21日

衆院解散の日に

 やっと衆院が解散しました。麻生総理にとっては何ひとつプラスになることがない中での解散ですから、やぶれかぶれといったところでしょうか。夕方、市役所から家に戻ってニュースや各党へのインタビューなどを見ました。さらに、日本共産党中央委員会のホームページで志位委員長の解散後初めての街頭演説を視聴しました。委員長の演説は、声がかれないかと心配になるほど力が入っていました。

 きょうは各派代表者会議、月例議員懇談会、議員勉強会と続きました。このうち、各派代表者会議では中山間地対策特別委員会がまとめた市長への提言書をめぐって、賑やかな議論となりました。これからの委員会活動は行政のチェックだけでなく、条例づくりや政策提言などを大いにやっていくべきだと思っています。この場合、委員会の自主性を最大限尊重していくべきです。私は、こういう立場から、「行政への提言をまとめるには委員会で十分審議し、全議員の意見を聴く場を設ける。こうして決まったものは議長名で出すべき」と発言しました。話し合いの結果、今後、この種の提言を提出する場合は、委員会で十分審議したうえで、議会全員協議会または各派代表者会議で意見を聞いて提出することとなりました。これで議会はまたひとつ変わっていくはずです。

 夜遅くなってから、明日の総括質疑の準備にかかりました。質疑の項目は、追加経済対策に関する政府関係機関への働きかけ、重点テーマの設定をどのような考えの中できめたのか、総合計画との関連性などです。私は5番目ですので、おそらく午後1時から2時頃の時間帯に登壇することになると思います。


2009年07月14日

病院で母の付き添い

 1週間ぶりに市役所に行きました。市役所近くの大通りでは、早朝からハンドマイクで宣伝している自民党の高鳥代議士の姿が見えました。各陣営は昨日の解散報道でしまった感じがします。私たちの党でも改めて対策会議を開き、明日の党創立記念日の宣伝行動をはじめ、今後の方針を詰めました。明日は上越市北部にて後援会ニュース配布、街頭宣伝等をやることになりました。吉川区には午後3時半過ぎに入る予定です。

 きょうはいったん市役所から離れて、病院へ行った母に付き添いました。じつは先月のMRI検査後、病院から検査結果について説明したいという連絡が入りました。検査当日、医師から異状なしと聞いていたものですから安心していたのですが、動脈瘤が2個見つかったとのことでした。1個は4ミリくらい、もう1個は1ミリほどの小さなものだそうです。母の、頸部のこわばりや平衡感覚の不調はここに原因があったのかも知れません。高齢なので手術はむずかしく、脳神経外科の医師からは、塩分を多く摂らない、仕事などで無理をしないことなどを日常生活で意識するようにと言われました。3か月後には再度MRI検査を行うことになりました。脳動脈瘤が破裂する可能性は一般的に1%ほどですが、破裂した場合はくも膜下出血ということになりますから、気をつけてほしいものです。

 母を家に送り届けて市役所に戻ったのは午後3時過ぎでした。その後、22日から2日間行われる臨時議会の議案の中身について検討しました。まだ、市議団で詰めてありませんが、明後日には総括質疑の通告をする予定です。市役所では、党議員控室のパソコンで一昨日の都議選結果の報道などを検索して見ました。そのなかで法政大学の五十嵐仁教授のブログを興味深く読みました。なかなか面白い分析をされていますね。

 夕方、家に戻るとヒグラシが鳴いていました。今年初めてです、私が聞いたのは。鳴き声はこちらをクリックしてお聞きください。


2009年05月10日

上越九条の会発足4周年記念集会

 このところ憲法9条を守ろうという集いが続きます。きょうは市民プラザで上越九条の会発足4周年記念集会があり、参加してきました。田植えの時期にもかかわらず100人近くの人たちが参加していました。
 メインはダグラス・ラミスさんによる講演(画像)です。ダグラス・ラミスさんは『世界がもし100人の村だったら』の監修者として有名な方です。「九条」を持つ国の国際貢献とは?…というタイトルでの話はすべて流暢な日本語ですすめられました。
 『世界がもし100人の村だったら』は平和や貧困問題などをものすごくわかりやすく世界に伝えた名著です。監修者であったダグラス・ラミスさんがどんな内容で、わかりやすく話をしてくださるのか楽しみにしていました。
 話の中で感心したことの1つは、日本が日米安保条約にしばられていることを踏まえたうえで発言されていたことでした。「アメリカがどこかと戦争をすれば、日本はその国と戦争をしなければならなくなる。日米安保があるかぎり国際貢献はできない」という発言はその典型です。また、アメリカのオバマ政権について、「先制攻撃の『権利』をやめていない」とのべるなど冷静に見ているのにも感心しました。
 ダグラス・ラミスさんは現在沖縄県在住です。日米安保の矛盾の集中点である沖縄から憲法9条や平和の問題をどう考えるかという視点は重要だと思いました。そして、最後に、「自衛隊が軍隊として誰ひとり殺していないことはすごいこと。戦後、日本国民が9条を守り続けてきたことは歴史上すごいことだ」と語りました。9条を守る活動の大切さを再確認できた、いい講演でした。


2008年09月22日

衆院新潟6区に橋本正幸さん擁立

 衆議院小選挙区新潟6区で擁立する日本共産党候補者が正式に決定し、きょうの夕方、記者会見で発表されました(画像)
 出馬を決意してくれたのは橋本正幸(はしもと・まさゆき)さん。60歳。上越市に編入合併されるまで旧三和村議を5期務めた経験を持っています。家では稲作をやり、普段は農協職員として長年にわたり労働運動をやってきた人です。橋本さんとは30年近い付き合いをさせていただいていますが、とにかく誠実で心やさしい人。それでいながら、悪政には怒りを燃やす正義の人でもあります。今度の選挙では、事故米など食糧農業問題が大きな争点のひとつになるはずですが、米どころ6区の候補者として最適の人です。一生懸命応援していきたいと思います。私以外の党市議団メンバーは記者会見に同席しました。
 さて、私は所属する総務常任委員会の最終日3日目でした。4月まで所属していた文教経済常任委員会に比べれば委員会資料は少なく、早めに終わると思いきや、夕方の6時半頃まで審査が続きました。
 朝一番に発言したのはバス運行対策費でした。毎年、乗客が減少し、市の単独補助路線が増え続けています。原因はいくつかありますが、私は、今回、鉄道とバスの接続の悪さについて指摘し、改善を求めました。
 まちづくり政策事業の分野で昨年度大きな仕事となったのは第5次総合計画改定事業です。改定作業そのものは昨年の12月議会で議決されたことによって終わったのですが、その後の仕事の進み具合がいまひとつなのでピッチをあげるよう求めました。本来なら、市の最上位計画である総合計画の改定に伴い、下位計画や条例見直しをすぐにやる必要があります。きょうの答弁では、これからという感じでした。今度はピッチが上がるでしょう。
 ユニバーサルデザインを普及するため、昨年度、担当課では小学生向けの啓発冊子を作成、発行しました。良く練ってあり、子どもの意見も取り入れた、たいへんわかりやすいものです。私は中身の良さと同時に自力でデータを作成し、経費を大幅に削減した点についても注目しました。担当職員の努力などによって経費削減が図られた優良事例だと思っていたのですが、そういう目で評価され、こうした取り組みを広める点では不十分さがありました。市役所の仕事のなかでは、優良事例があってもそれなりの評価がされておらないものがまだあるのかも知れません。


2008年09月19日

今度はうれしいニュース

 先週と同じく早朝に市政レポートを作成、印刷し、市議会へ。睡眠時間がいつもの半分以下で、一日の活動をしました。
 市議会は昨日から私が所属する総務常任委員会です。時間外勤務の実態と問題点、自動車管理のあり方などいくつかのテーマで質問しましたが、心配した事態が起きました。再度質問しようと手をあげたものの、数秒前に自分が質問したことを忘れてしまうことが2度ほどあったのです。当然、前に質問したこととだぶったり、ピントのはずれた質問になったりします。質問の準備で一番大事なのは睡眠をしっかりとること。これまでの議会活動で得た教訓なのに情けない。
 夜、同僚議員からうれしい電話が入りました。来月に予想される衆院選挙の衆院新潟6区で党公認の候補を立てるために急ピッチで準備がすすんでいるというのです。来週早々にも記者会見で発表されることになるといいます。衆院選で飛躍するためには、小選挙区でも立候補してたたかうべきだと思っていましたので大歓迎です。立候補予定者が正式にきまったら、早目に会い、力強く手を握って感謝と激励の気持ちを伝えたいと思います。


2008年09月08日

ギアチェンジ

 連日のマスコミ報道で10月上旬解散、11月9日投票はほぼ確実になってきました。新潟県は、そうでなくても10月2日に知事選の告示を迎えます。これをダブルで闘いながら政治の中身を変える前進をつくりださなければなりません。悪政ストップのためには活動のギアを通常のギアからトップギアに切り替えていく必要が出てきました。
 9月は決算議会の月です。議会活動をキチンとやりながらダブル選挙もやる。きょうは、そのことを意識しながら活動をすすめました。建設企業常任委員会審査の傍聴、常任委員会審査の準備、選挙活動向けビラの作成と大車輪です。いうまでもなく、議員団に対して予定候補の街宣などへの協力、みんなの会事務局への参加など次々と要請もきます。本当に忙しくなってきました。
 頭の中がいっぱいになりそうなときには適度な気分転換も必要です。夕方、父が入院している病院に近い本屋へ行ってきました。昨日の朝日新聞読書欄で井伏鱒二の初期短編集『夜ふけと梅の花』(講談社)が紹介されていて、「文章が書けなくなった時にこれを読むと書けるようになる」とあったので探しましたが、品切れでした。


2008年01月23日

鉢植えの福寿草

 1年で最も寒い時期のはずなのに雪が降らないで雨が降る。ここ数日は暖かいですね。ある家を訪問したら、玄関先の鉢の中で福寿草が咲いていました。部屋の中にでも置いてあったのでしょうか、春を告げる花とはいえ、とても早い。どうあれ、今年初めて見る福寿草です。黄色の花がまぶしいくらい美しく感じられました。この調子なら、来月には雪割草の開花があるかもしれません。1年に1度は自然の中で咲く雪割草を見ないと気が済まない私です。早目に咲いてくれれば、選挙年であっても見に行けるかも。

 きょうは訪問活動の後、雑用をこなし、その後、父の所へ行ってきました。病院へは毎日行くのですが、ここ2日間ほど体温が38度を超えていて、あまり元気がありません。片方の肺に痰がたまりやすく、父の体位はそれを意識して数時間ごとに変えてもらっています。きょう訪ねた時は、右肺を下にして体を90度起こした姿勢でいました。枕を抱いて寝ている恰好は、まるで子どものようです。「じいちゃん、また来るからね」と言っても、きょうは白いグローブを上げませんでした。


2008年01月02日

日刊赤旗での品川・志位対談が面白い

 新春二日目。きょうも病院泊まりでした。朝は新聞休刊日ということもあって、午前10時過ぎまで病院にいました。時間があったので、昨日付の新聞をゆっくり読むことができました。おもしろかったというか、興味深く読んだのは、「しんぶん赤旗」日刊紙に載っていた経済同友会終身幹事の品川正治氏と共産党志位委員長の対談です。品川氏が、小泉内閣以降、新自由主義・「構造改革」という“貧乏神”によって国民生活が直撃を受けているという指摘をしたりして、2人の対談が今日の日本の資本主義の異常さをうきぼりにしていたのはとても参考になりました。

 病院から家に戻り、旧吉川町農業委員会会長のお連れ合いの葬儀に参列しました。農民運動、政治活動で活発に動いていた夫をずっと支え、働き者だったY子さんは先月末、亡くなりました。たった一晩で冷たくなってしまっていたといいます。私は何回かお邪魔し、お茶をごちそうになったことがありますが、無駄口をいうことなく、いかにも農家の“おっかちゃん”という感じの方でした。葬儀には地元集落の人だけでなく、夫のOさんの関係団体、湯人の人たちが大勢駆けつけ、家の中には入れ切れず、前庭まで参列者であふれました。ご冥福をお祈りします。

 これからまた病院です。父は回復がよくわかるようになりました。痰も少なくなって、点滴のみの治療です。きょうの段階で、流動食がとれるようになるかどうか、病院に行くのが楽しみになってきました。それでは、お休みなさい。


2007年09月21日

民主党の「次の内閣」in新潟

 きょうは午前中、総務常任委員会を傍聴してきました。質問がもっとも集中したのが行政改革です。わが党の杉本議員をはじめ、多くの議員が発言しました。吉田議員は公共事業の再評価についてふれました。まな板の上にのった白菜を包丁でさっくりとやる感じで手を動かしながら、「上越市の将来の見方はだいぶゆるい。これからの上越市にとって重要なことはこれを厳しく評価し、必要最低限にすることだ」との訴えは同感でした。いつも手で丸い輪をつくりながら話をする栗田議員、大きな声でズバリものを言う永島議員など、この委員会は個性派議員が多いですね。

 午後から、民主党の「次の内閣」in新潟に出てきました。会場となった直江津駅前のホテルハイマートは200人近い参加者と報道陣でごったがえしていました。他党のこうした会に出るのは議員生活の中でも初めてのことです。今回は農業政策公聴会と銘打って、同党の戸別所得補償政策の説明と質疑応答があるというので、参加してきましたが、民主党の支持者ばかりでなく、社民党や共産党、自民党の支持者の姿も何人も見えたのにはびっくりしました。それだけ、農業政策に対する関心が高くなっているということでしょう。

 先の参院選で民主党は、3大公約の1つに戸別所得補償制度を掲げましたが、これで農村票を獲得したことは明らかです。わが党も以前から所得補償を訴えていただけに、どこまで共通点があるのか、関心がありました。今日の説明を聞く限りでは、選別政策をやめて、すべての販売農家の所得補償をしようとしていることや中山間地域直接支払い制度の恒久化を主張しているなど評価できる点がいくつもありました。今後は、市議会の中で、農業関係の請願書などの取り扱いで民主系会派などとの共同行動を意識的に追求していきたいと思います。

 公聴会では、岡崎トミ子、増子輝彦、篠原孝議員などのスピーチをとても興味深く聞きました。とにかくユーモアとジョークの使い方がうまいのです。だいぶ鍛えられているなと思いました。会場からの発言では、稲作農家の経営の厳しさを浮き彫りにしたものにひきつけられました。「米価も1万円の時代に入った。このままだと交通事故死よりも(農業者の)自殺が多くなる」「前渡し金が引き下げられたために、10月末の支払いが670万円足りない。首っつりをしたいくらいだ」。一般質問のテーマのひとつに、米価引き下げ問題を出しておいてよかったと思いました。


2007年09月12日

安倍総理が辞任表明

 きょうの上越タイムスで、一昨日の文教経済委員会でのやりとりが掲載されていました。佐渡汽船の小木ー直江津航路問題では、短い文章でありながらも、質疑の内容を正確に伝えていました。佐渡汽船が中間決算短信で「上越市が航路の必要性について否定的な考えを示している」と書いたことに関して、私が修正を求めるべきだと主張したところ、村山副市長が「信頼関係を構築し、修正を求めたい」と答えたことがそのまま載っていました。きょうは午前中に山崎議員とともに竹田産業観光部長に会い、一昨日の委員会でのやりとりと新潟日報で書かれたこととの食い違いは否定しがたいものがあり、納得できない。今議会の中で事実関係をもっと詳細に明らかにするように、と求めました。近いうちに動きがあるでしょう。

 きょうの最大のニュースは何といっても安倍総理の辞任表明です。午後1時過ぎに、市民クラブの仲田議員が私たちの議員控え室にやってきて、「安倍が辞めるって、ニュースでやってるよ」と教えてくれました。そう遅くない時期に退陣間違いなしとは思っていたものの、昨日、所信表明し、きょう辞任表明とはびっくりしましたね。午後2時からの記者会見では、市議会の仕事を脇においといて、市民クラブ控え室にあるテレビを見させてもらいました。一緒に見た議員が何人もいました。なぜ、きょうの時点での辞任表明となったのか、肝心なところが曖昧なまま記者会見が終わりました。その後、トイレに行くと、保守系議員が、「俺も自民党だが、無責任すぎる」とプンプンでした。

 「ホーセの見てある記」をブログ化したのが8日でした。新たな形にした理由の1つは、読んでいてくださる方のご意見や感想なども載せられるようにしたいからでした。いっこうに反応がないなと思っていたら、きょう、2つのコメントが到着しました。初めてです。ひとつは柿崎区出身の阪神在住の人から、もうひとつは若い料理研究家から。うれしいコメントでした。


2007年08月28日

県党議員会議

 定例議会前にほぼ毎回ある新潟県党議員会議。今回は上越市議団全員で参加して来ました。後期高齢者医療制度の学習では、同制度の基本的なことを学びました。重い負担、75歳を過ぎてからの健診体制の変化など改めて大変な問題だと思いました。中越沖地震の震災対策については竹島県議から報告を受けました。中越地震の時からの到達点が良く分かってとても参考になりました。それにしても、猛烈に忙しいなか、レジュメまで作成してコンパクトに話す、彼女のエネルギーがどこから出てくるのか。感心してしまいました。

 きょうの会議は新潟市です。信越線は不通ですので高速で行って来ました。上野公悦事務局長から車の運転をしてもらったので楽々させてもらいました。行きの車内での話題は昨日の文教経済常任委員協議会でした。「事故の経過、実際の姿がよくわからない説明だった。事実経過を全面的に明らかにしないなかでの議論でいいのか」「監視体制が万全であったとしても事故が起きないとは限らないと部長が発言した時は『えっ、何てこと言うのか』思った。議員はもっと怒らないといけない」などといった声が出ました。事故が起きたプールは、私も利用したことのあるプールですが、9月議会までに現場をよく見て、調査しておきたい。

 夕方6時からは、市役所にて、学校給食を考える会の会合がありました。調理部門を民間委託した城北中学校での調理の様子を見てきた人たちから、市教委の検証内容についていくつも疑問の声があがりました。給食が出来上がるまでの過程には、食器の扱いひとつとっても安全面で配慮が必要なこと、美味しさを左右する調理技術があることなどを教えてもらいました。きょうの会議で、会の今後の活動方向が見えてきました。9月議会の常任委員会ではやるべきことがたくさんあって、たいへんです。


小さな町の幸せ通信