秋晴れのなかでパラ・ハング競技
天気が良くても風に泣かされた。きょうのパラ・ハングライダー大会は秋晴れの、気持のいい天気でした。午前9時過ぎから尾神岳に行き、しばらくの間、ティク・オフでパラグライダーの離陸の様子を見学させてもらいました(画像)。風は下界から吹き上げる風があったものの、まっすぐ下からというよりも斜め下からという感じで、しかも強かったため、離陸しようとしても横に流されてしまう人が何人もいました。
ハングライダーは久しぶりに見ました。ティク・オフ付近に勢ぞろいした姿は空母の艦上に並んだ飛行機のようでした(画像)。こちらは飛び出すところは見ませんでしたが、飛び出して上昇気流にうまく乗って旋回しているところや、パラのランディング(着陸場)に降りる様子を見ました。本当は風を利用して8キロほど離れた総合事務所付近の着陸点めざして飛ぶことになっていたのですが、目標となる場所まで到達したのは数機だったようです。
きょうは天気が良かったので、競技の様子を見ようとするお客さんが大勢でした。尾神岳を回るシャトルバスは満席になって乗りきれない時間帯もあったそうです。私は午前10時前からランディング(画像)の接待テントで交流させてもらいました。麦茶とトン汁のサービスはこの日も繁盛して、選手や観客のみなさんに喜んでいただけて良かったです。
昨日、きょうと競技を見て、改めて風を利用した競技の難しさを感じました。着陸精度を競う競技では選手が飛ぶときの条件が同じことはありえず、どんなに飛行技術が優れていても風向き、強弱に左右されます。着陸寸前に土手にぶつかりそうになり恐怖を感じた選手もいましたね。それだけに丸い目印の着陸した時には大きな拍手が起きます。選手の皆さんは日頃から訓練を重ねていて、仲間意識もあります。表彰式で成績発表の際、名前が読み上げられるたびに「オーッ」という声が上がりました。これはよく知っている仲間であるからこその歓声でした。