中越沖地震被災者相談センターへ
中越沖地震後、党柏崎市委員会の建物内に設置された日本共産党被災者相談センターに初めて出かけてきました。柏崎市へは4日ぶりです。震災から2週間が過ぎ、復興への動きがハッキリ見えてきました。米山大橋を越えてすぐ、目に入ったのは日本海フィッシャーマンズケープ(鮮魚を販売しているお店・写真は帰り道に撮影)の電気です。営業を再開したか、その準備をしているのでしょう。また、鯨波を過ぎると「東の輪海水浴場」「鯨波海水浴場営業中」という看板が新しく立っていました。復興への動きが見えるのはうれしいものですね。
被災者相談センターが入っている党市委員会の建物は、これまで何回か訪れたことがありますが、大通りからの入口を間違えるほど周囲の状況が変わっていました。多くの民家の屋根はブルーシートで覆われ、基礎部分がやられている家もいくつか見えました。道路はあちこちで、舗装をはぎ工事中となっていました。市委員会の建物が緑色の判定(建物応急危険度判定の調査済みで安全とされたもの)となっているのは、地盤がよく、屋根は瓦葺でなかったからでしょうか。
センターでは党中央委員会の有坂哲夫さんや原発問題住民運動センターの藤巻泰男さんなど懐かしい人と再会しました。有坂さんから、「上越市の被害も大きかったんだね」と言われ、びっくりしました。有坂さんは私のHPを見ていて、私の市政レポートもプリントして持っておられました。センターの皆さんとは、被害状況や関係自治体の対応などについて情報交換し、いろいろとアドバイスをしてもらいました。この中で、吉川区総合事務所が住家などの被害認定結果を関係者に通知したことは高く評価されました。早く知りたいという被災者の要望が強い中で、被災地全体の中でトップを切って通知していたのです。今後の問題では、関係自治体間では災害ごみ処理などの支援制度に差があるので、先進事例を広める努力が必要である点で一致をみました。また、住家等の被害認定の対応では、迅速であること、公正であることに加えて、被災者の納得のいく認定を求めることが大切であることを教えてもらいました。