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2006年06月投稿分

2006年06月30日

田の字型の大きな空間

 目が覚めたのは午前2時ごろだったと思います。どんなにお酒を飲んでも、市政レポートの作成が終わっていないことを体が覚えていて、目が覚めてしまうのです。というわけで、心配をおかけましたが、朝までに市政レポート第1250号の原稿書き、印刷を終わらせることができました。20年以上も毎週作成し続けてきた「習慣」というものは不思議な力をもっていますね。
 きょうは葬儀当日でした。出棺の時にぽつりぽつりと雨が降ってきましたが、まずまずの天気だったといってよいでしょう。私は受付係、葬儀中も外にいて、焼香のときだけN家自宅の式場に入りました。畳の上に長時間座っていると足が痛くなるので、きょうは助かりました。N家は新築して20年ほどの家です。初七日の法要の時に話題になったのは、一階の広さでした。各部屋の戸をはずすと田の字型に大きな空間ができる、これは昔の農家ではごく普通のつくりでしたが、最近はこうしたつくりはほとんど見られなくなりました。
 初七日法要が終わる頃から雨は本降りになってきました。地元の人たちは、雨の様子がとても気になるようでした。考えてみれば、昨年の6月末は梅雨前線豪雨で大騒ぎしていましたから当然です。今年は、これまで空梅雨でしたので、また集中的に降るのではないかとみんなが心配しています。夜になってからは雨の音がいっそう大きくなってきました。大したことがなければいいのですが……。


2006年06月29日

隣家のばあちゃん亡くなる

 母があと1週間しかもたないと医師に言われてしまったので、その時は頼みます……隣家のNさんから電話をもらったのは先々週の土曜日でした。そしてきょう、朝の7時前、亡くなったという知らせがありました。1年ほどの闘病生活でしたが、がんには勝てませんでした。亡くなったS子さんはまだ78歳という若さでした。
 というわけで、きょうから葬儀のお手伝いです。役所に死亡届を出しに行ったり、地元集落の各戸への案内を印刷したりといった細々とした仕事をしました。隣家もわが家と同じく真宗大谷派ですが、お世話になるお寺は柿崎区にあります。初めて知ったのは、同じ宗派であっても区が違っただけで葬儀の進め方などに微妙な違いがあることです。例えば、吉川区では斎場までお坊さんが行かれ、そこで最後のお別れをする時にお経をあげてもらいますが、柿崎区ではそれがない。集まった人たちの中では、「なんとかしてもらえないか」という声があがりました。
 夕方にはお通夜があり、明日は葬儀です。お酒もいただいたので、市政レポートの作成が間に合うかどうか。間に合わなかった時には、「しんぶん赤旗」日曜版に折り込むのは議員団ニュースだけとなります。事情が事情ですので、お許しください。


2006年06月28日

今回も異常なし

 まったく問題ありません。胃カメラによる精密検査の結果について、医師からこう言われた時はホッとしました。レントゲン検査では、胃の一部に突起があり、それが何であるか詳しく調べる必要があるとの診断が下されていました。細胞の一部を採ってさらに検査をする、そういう結果もありうると思っていましたので、何か得をしたような気分です。きょう検査した医療機関では、カメラを飲んだ後、1時間ほどベットで寝てきましたが、ぐっすり眠れました。
 胃カメラによる精密検査は午前中。午後からは市役所の議員控え室で過ごしました。きょうは、にいがた自治体研究所の福島冨さんが、自治基本条例についての上越市の取り組みについて調査したいということで、上越市入りされていました。福島さん、杉本議員とともに企画政策課の課長、副課長、主任から説明を受けましたが、前回の市議会特別委員会の時の説明を復習した感じで、ためになりました。市の自治基本条例づくりは、市民委員と職員委員72人による「みんなで創る自治基本条例市民会議」での素案づくりが最終盤を迎えています。策定作業は、これから設置される策定検討委員会での条例案づくりに移りますが、きょうの話を聞いていて、これまでの取り組みを大事にするには、まちづくりの主体のひとつである議会の意見・提案も検討委員会に反映できる仕組みをどうつくるかがポイントになるという気がしました。
 夜は、9月2日、3日と上越市大潟区の鵜の浜ニューホテルで開催する「第1回現地に学ぶセミナーinにいがた上越市」(自治体研究所とにいがた自治体研究所が共同主催)についての打ち合わせ会でした。上越市で取り組んでいる地域自治区と地域協議会の取り組みについては、全国的に関心が高まっていますが、今回の「地域自治組織」をテーマにしたセミナーについても自治体研究者や自治体議員などから注目されています。打ち合わせ会では、プログラムの中に地域協議会委員の選出方法について公募公選制を主張した関係者(特に旧上越市の議員)の出番をつくる、酒造りの本場にふさわしい交流会にする、地元での参加者確保をどうするかなどを話し合いました。


2006年06月27日

議員団会議

 きょうは議員団会議の日でした。6月議会後初でしたので、議員団としての市議会報告をどんな内容にするかが中心テーマでした。B4サイズの用紙の表裏という狭い紙面の中に書き込むべきものは何か。6月議会の特徴と焦点となった問題についての見解、議案などへの党議員団としての態度、3人の議員の主な質問内容まではすんなりといったのですが、大型店バロー問題をどう書くかで悩みました。もう大型店はいらないという立場で、住民運動を励ますものとする基本方向は定まってはいるのですが、これまでの経過のなかで、「なんで大型店バローが土地区画整理組合との間ですいすいと合意できたのか」がいまひとつ解明できていないので、この部分の書き方をどうすべきか話し合いました。
 きょうの会議で議論になったのは政務調査費についてでした。上越市においては、議員個人として1人あたり年間30万円、会派として1人あたり年間30万円出ることになっています。この報告書については、これまでの党議員団などの主張が受け入れられ、領収書も添付して透明性を確保するようになっていますが、マスコミが「パソコン、デジカメを買うのはいかがなものか」「調査そのものにかかわる支出が少なく、広報費などに多くを使っている」などと一斉に使い方を問題にしました。政務調査費については使途基準を明確にする、透明性を確保することが課題です。今回のマスコミ報道を契機に、使途基準をいっそう明確にするとともにガラス張りにすることが求められています。きょうは、党として政務調査費の使途基準をどう考えていけばいいのか、報告書は公費をどう使ったかだけでいいのかなどを議論しました。
 夕方、市内の医院に行き、胃の精密検査の予約をしてきました。先月の健診で「要精密検査」の結果が出たのです。これで胃の精密検査は昨年に続き3回目、最近は健診の度に何かが引っかかるようになりました。精密検査は明日の午前です。


2006年06月26日

鶴瓶の家族に乾杯

 昨日のフォーラムが終わって帰ろうとした時、木浦市長がマイクを手にとり、参加者に呼びかけました。「明日の『鶴瓶の家族に乾杯』で上越市が紹介されますので、ぜひご覧ください」と。夜の8時の時間帯は大河ドラマ以外はほとんど観ないのですが、きょうは気になり観ました。今回のゲストは、旧高田市時代から続いていた静岡県清水市との交流で思い出のある高田へぜひ来たいと思っていたという噺家の昇太さんでした。
 昇太さんが訪ねたのは、道で偶然出会った西城町のMさん。定年退職後も高校で教えているということですので、講師なのでしょう。ご自身の家のそばにある庭には竹の子が生え、ミョウガなどいろんな自然の食べものが採れる。それらを活かして昇太さんをもてなすMさん。七輪で炭をおこし、網の上に竹の子の皮をしいて竹の子を焼く光景はうらやましかったですね。そばまで行って、一緒に酒を飲み、焼いた竹の子を食べたくなりました。Mさんはおそらく、私と同じく、野草も野の花も好きな人だと思います。いつかどこかでお会いすることがある、そんな予感がします。その時は、きっと話が弾むにちがいありません。
 鶴瓶さんに葉書を出し続けていた昭和町のSさん。金谷の里で働く知的障害者のひとりです。「鶴瓶さん、鶴瓶さん」と出迎えた仲間のみなさんの表情がとてもよかったですね。「5月20日までに必ず返事をください」と書かれた葉書を片手に持って、「本人が着ました」と言って驚かす鶴瓶さん。鶴瓶さんがこの日、出会ったSさんは、なんとスペシャルオリンピックスのアルペンスキーのアスリート(選手)でした。私の高校時代の同級生のなかにも顔の感じがSさんと似た人がいましたが、彼もスキーが得意でした。映像では、市役所での壮行会の模様が出ていました。できれば、彼の滑っている映像も見たかったなぁ。次は上海での大会とか。ひたむきに頑張るSさんを応援したいと思います。
 鶴瓶さんと昇太さんが訪ねた街の映像には見たことがあるところがいくつも映っていました。飴屋さんに駄菓子屋さん、雁木通り、こうやってテレビに出ると、残さないといけない上越の宝のひとつだというのがよくわかります。大町の駄菓子屋さんは高田にたったひとつ残る駄菓子屋さんだそうですので、今度訪ねようと思います。高田は3年間の高校時代をすごした思い出の街ですが、今回の番組を観て、高田の街も人もいままで以上に好きになりました。
 「鶴瓶の家族に乾杯」は来週も上越市です。ぜひごらんください。


2006年06月25日

道中ろまん

 早朝の5時半、「しんぶん赤旗」日刊紙の配達に出ようと玄関まで行ったら、1人の男性が訪ねてこられました。隣の柿崎区の方です。朝から何事かと思ったら、「柿崎の図書館で『幸せめっけた』読ませてもらった。とても感動したのでキョウダイに送ってやりたい。どこへ行ったら手に入るか」とのことでした。おそらく、早朝なら私が搾乳の仕事をしていて、まちがいなく家に居ると判断されたのだと思います。訪ねてきてくださった方は私と同じ団塊の世代です。いまの狂った世相をみていると、われわれが経験した戦後の子どもの暮らしぶりを知ってもらうことが大切、だから『幸せめっけた』を大勢の人に読んでほしい、とも言われました。本を出版する時の私の思いと同じことを考えてくれている人がいて、とてもうれしく思いました。
 昨日に続いて、きょうも女性の活躍が印象に残った日となりました。鵜の浜ニューホテルで行われた「女性・旅・みちフォーラム…道中ろまん」(NPO法人女性みちみらい上越主催)はわずか1時間半のフォーラムでしたが、とても勉強になりました。4人の女性のスピーチがメインで、いずれの人の発言も良かったのですが、高田の春陽館書店の店長、熊田和子さんと「いきいきARAIネットワークの松本美鈴さんの話にひかれました。
 熊田さんは、商工会議所の女性会で小木直江津航路を考える取り組みをやったことの経験を話されました。「女性にはもうひとつオマケが欲しいという心理がある。小木直江津航路は片道2時間あまり、この時間を潤いと和やかさのある時間にして、船内コンサートとか占いコーナーなど女性の心をくすぐる企画を」との話は先日の市議会全員協議会では聞くことのできなかった視点で、興味深かったですね。また熊田さんは、高田市街地の辻々を花で結び、交流人口を増やす取り組みについても語りました。これも良かった。春陽館書店は私がよく訪ねる本屋さんです。今度行った時には、熊田さんとおしゃべりしてこようと思います。
 松本さんはFM上越の番組でパーソナリティをやっている人。「私は犬を飼っていますが、夫婦の会話がなくなると犬を飼うようになります」と笑いをとって、聴衆をどんどん引き寄せました。「私は一般道が好き。ゆっくり走ると地域の雰囲気がわかる。道には花をちょこんと植えるんではなく、沿線にたくさん植えるとすばらしい演出になる。目的地がどんなところか考えるだけでもワクワクしてくる。最近は中高年のご夫婦の旅行が増えていて、必ず犬がいる。そういうお客さんをターゲットにする観光が求められている。道の駅には24時間トイレがあり、食堂があり、朝市もある。安く泊まることもできる。高速道路から降り、寄り道して小さな町や村を見直すことも大事だ」と訴えました。
 午後からは休養も兼ねて福平と国田間の河川災害復旧現場を歩き、その後は川谷地区で市政レポート配布をしました。途中、思いがけない人と偶然再会し、とても気分良く帰ってきました。


2006年06月24日

残された才能を花開かせること

 きょうは朝から晩までフル回転でした。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達、生活相談、男女共同参画フェスタ、そして「しんぶん赤旗」日曜版の配達・集金、生活相談と続きました。これだけ続くとぐったりしてしまいそうですが、私なりの息抜きをちゃんとやっています。それは野の花の撮影です。きょうは川谷地区の道沿いの花が最高でした。キオン、ホタルブクロ、コシジシモツケソウ、ヤマブキショウマ、エゾアジサイが見頃を迎えていました。
 さて、きょうは男女共同参画フェスタがリージョンプラザであり、午前の部だけ参加してきました。参加者は、やはり女性がほとんどでした。それでも男性は10人に1人くらいの割合で参加していました。印象に残ったのは、オープニングで上演されたNPO法人素人芝居大浦安の「舞台劇・義母とともに」でした。元教師の義母が認知症にかかり、たいへん介護に苦労されている実態が浮き彫りにされた話でした。教師を辞めても「先生、先生」と慕われていた人が認知症になる。プライドもある。世間体も気になる。その中で嫁さんだけが悪戦苦闘……。身近な方言がポンポン出てきたので笑いましたが、笑えない現実がそこにはありました。
 舞台劇では、介護にあたっている妻が倒れるくらいなら母親に早く死んでもらいたいとの課長さんの思いが見えかくれしていましたが、この劇が問題提起していることを鮮明にしてくれたのは、その次にあった、高野悦子さん(岩波ホール総支配人)の講演でした。認知症になっても人間として才能は残されている。最後をどういうふうに生きていくか。人間というものの尊厳を考えていく必要がある。残された才能を開かせてやることが大切だとの訴えは胸を打ちました。高野悦子さんの講演を聴くのは初めてでした。


2006年06月23日

田麦川沿いの花

 きょうは午前11時から頸城区の「ふれあいグランド」リニューアルオープン記念式典がありました。総合文化施設・希望館、野球場、そして人工芝が張られた今回のグランド、こういったものがそろっていると、ちょっとした都市という感じがします。きょうの式典には保育園から中学生までの子どもたちが400人くらいと来賓が100人くらいでしょうか、集まりました。
 主催者である市長は、赤いサッカー競技用のシャツを着て式典に参加しました。市長がこの格好でグランドに入ってきた時、「オオッ」という声があがりました。なかなか素敵なパフォーマンスでした。市長は地元のサッカークラブに入っているとのことで、背中にはエースナンバー・11がついていました。市長の挨拶、来賓としての議長の挨拶、いずれも今朝のW杯で日本が敗れたことにふれ、「ここから世界に出る選手を」「負けたのは残念だが、大事なのはあそこへ参加するまでの過程、努力だ」という印象に残る話を盛り込んだいい挨拶でした。ただ、保育園児、小学生には難しかったかな。こういう場では子ども向けの話を中心に据えた方がいいと思います。主人公は子どもなのですから。
 式典が終わってから、大島区を通って上川谷へ市政レポート配布に出かけました。本当は、配布は日曜日にと思っていたのですが、20日に見た景色が強く印象に残っていて、もう一度、見たかったのです。それは大島区板山から大平にぬける道から見える田麦川沿いの花です。急な崖には黄色のキオンとピンク色のコシジシモツケソウがあちこちに群がって咲いていたのです。3日前と比較すると少し色がさめた感じがしましたが、それでもすばらしい。軽トラから降りて、デジカメで撮影しました。残念ながら、私のカメラでは遠くの花がよく撮れませんでした。来年はプロのカメラマンから撮影してもらおうと思っています。


2006年06月22日

定例会が終わった翌日は…

 定例議会が終わった翌日、市役所の5階(議会スペース)というのは静かです。きょうは議長と私、それに内山議員の姿しか確認できませんでした。私はというと、議員控え室で市政レポートの作成に全力を集中しました。今号では、先に総合事務所が行った地区別懇談会で出された意見や質問、要望などを掲載することにしていたので、その整理に3時間以上かかりました。
 議員控え室にいると時々お客さんがあります。きょうも2人のお客さんがあり、6月議会の議員の質問などが話題にのぼりました。だれだれの質問は市内の医療の動きをよくみているとか、Y議員の議会報告チラシはまさにプロ級だ、とても見やすい、などといったことが話題になりました。こうした感想や情報を寄せてもらえるのはとてもありがたいことです。
 きょうは夕方の遅くない時間に吉川区に戻りました。総合事務所に立ち寄り、家に着いたのが6時45分頃でした。まだ明るかったので、軽トラの鉄のサビなどの汚れを落とす作業をやりました。鉄粉などで黄色く汚れていた愛車もこれで人並みになったかな。


2006年06月21日

議会最終日

 7日からはじまった6月定例議会はきょうで終わりました。きょうは委員長報告があってから討論、採決とすすみました。わが議員団は専決処分された市税条例の一部改正で樋口議員が反対討論をやり、私が品目横断的経営安定対策の中止を求める請願で賛成討論を行いました。どちらもインターネットで見ることができます。樋口議員は、討論の際、市民に通知された文書を持ち込んでいましたが、わかりやすい発言とするためには、こういう工夫が必要ですね。
 定例議会は午前11時半に終わったのですが、その後開催された全員協議会は時間がかかりました。テーマは赤字が続き、存続が危ぶまれている佐渡汽船の直江津・小木航路問題でした。市側はこれまでの経過説明と今後の対応について、お昼まえにサッと説明して終わるつもりだったのかもしれませんが、来年度から2年間公的資金を投入するとの説明を聞いて、議員は黙っていませんでした。「佐渡汽船の赤字の原因は何か」「どうかんがえても先延ばしだけにしかならない」などの声が続出し、1時間以上の激論となりました。議会としてどうかかわっていくのか、しっかり方針を決める必要がある、と感じました。
 昼食後は市議会特別委員会の打ち合わせ会、県道新井柿崎線の整備促進議員連盟の発会式、さらに柿崎、大潟、吉川の3区議員と上越警察署長との懇談と続きました。飯吉上越署長との懇談では、高齢者などの免許証更新について、柿崎区内でできないか、1時間ほど話し合いました。とてもいい雰囲気で話し合いができ、署長も文書できょうの要望を県本部にあげるとの約束をしてくださいました。


2006年06月20日

災害復旧工事現場視察

 休会日は結構忙しい。議会中なので行けないでいた郵便局などへ行ったり、議員団ニュースを作成したりと時間刻みで動きました。午後からは市の幹部とともに吉川区内の災害復旧工事現場などを訪れ、工事の進み具合を確認してきました。すでに梅雨に入っていますが、河川の工事は進捗率が60数%といいます。市長ではないけれども、大きな雨が降らないように祈るしかありません。それでも、堤防の嵩上げ、河床掘削などによって、これまでの1.5倍の水が流れてきても大丈夫だとか。
 上川谷の県道災害復旧工事現場は11日以来の訪問です。このところ、工事が休みの時ばかり見てきましたので、作業中の現場は新鮮でした。現場に着くなり、いきなり、バーンという大きな音がしたのにはびっくりしました。ロープを使って急な斜面の工事をしている人たちの姿は、工事の大変さを象徴しているように見えましたね。市長が現場へ来るということを聞き、集落の人たち6人ほどが姿を見せてくださいましたが、集落の皆さんの早期復旧を願う気持ちの強さを再認識しました。
 朝、「しんぶん赤旗」日刊紙を開いたら、一昨日、東海・北陸信越総局へ送っておいたコシジシモツケソウの写真と文が掲載されていました。しかも写真はカラーで載っています。こんなに早く載せてもらえるとは思いませんでした。11日に赤旗記者が撮ったササユリの写真も白黒ではありましたが、東海・北陸信越のページに掲載されました。吉川区内に咲く野の花の写真が同じ日に2枚も掲載されるのは、初めてのことです。一日中、いい気分で過ごすことができました。


2006年06月19日

前議長も一般質問

 一般質問の最終日でした。トップに登壇したのは市川前議長です。土地区画整理事業にたずさわった経験と不動産取引の知識を活かして大型ショッピングセンター・バローの出店対策について質問しました。行政と土地区画整理組合は本来、情報を共有して対応しなければならないのに、今回それができなかったのはなぜか。いまは契約社会だ。「大型店はダメ」という市の方針は組合と覚書という文書で交わすべきだった。30年、50年のまちづくりを考えた時、最高責任者の市長は指導監督権を行使して契約破棄できないか、少なくともバローと組合の双方を同じテーブルにつかせていったん白紙にできないかと迫りました。
 今議会で大型店・バローの出店対策をとりあげたのは、わが議員団の杉本団長、大島議員に続いて3人目です。同じテーマで質問するのはむずかしいだろうなと思っていましたが、前議長の質問は内容といい、組み立てといい、そういう「心配」を吹き飛ばす重量感のあるものでした。注目したのは、市と土地区画整理組合との間には大型店はダメという約束があったことを市に認めさせたことです。たとえ口頭であっても、この事実は重大です。おそらく明日の各紙は書くことでしょう。市川議員はこの質問をするにあたって、独自の調査をやり、すでに質問が終わっている杉本議員とも意見交換をしてきました。この執念というか、姿勢には感心しました。
 議会は明日が休会、明後日が最終日です。
 「私の好きな風景」に「花と小川と」を掲載しました。ご覧ください。


2006年06月18日

吉川方面隊の演習

 吉川町消防団は合併後、上越市消防団吉川方面隊になりました。きょうはその方面隊が合併後初めての演習をやるというので来賓として参加しました。点検者は合併前は町長でしたが、今回は方面隊長でした。演習内容は機械器具の点検、ポンプ操法など簡素になっていました。団員はみんな仕事を持っていて大変だとは思いますが、いざという時に役立つ訓練を重視してほしいですね。今回の演習は、はじめから終わりまでの時間が1時間半。きょうは隣の大潟区、柿崎区でも方面隊の演習が行われたそうです。各地の演習はどうであったか、明日の議会で同僚議員に聞いてみようと思います。
 訓練が終わってから、昨日うまく撮れなかったコシジシモツケソウ(漢字で越路下野草と書く)を撮りに出かけました。現場は吉川区の中山間地で、改良工事がされていない小川がちゃんと残っていて、山すそがそばまで来ている、そんな場所です。北向きの斜面は岩肌で、川底にも岩肌が見えました。さて、今年は天気の影響でしょうか、コシジシモツケソウがいままでになくたくさん咲いていて、きれいに見えます。近くには黄色のキオンも咲いていてとても素敵でした。びっくりしたのは幅約1メートルの小川を横断する小動物がいたことです。バチャバチャという音を立てて渡り、しばらくしてからまた戻ろうとして私の顔を見てさっと逃げてしまいました。おそらくイタチの仲間だろうと思います。
 夕飯時に135円の発泡酒を1缶飲んだら、急に疲れが出てしまい、大河ドラマ「功名が辻」もW杯サッカーの日本対クロアチア戦も観ずにダウンしてしまいました。目を覚ましたらサッカーの試合が引き分けに終わったところでした。うーん、きびしいですね。


2006年06月17日

ホタルブクロなどが次々と開花

 昨日は夕方まで本会議でしたので、きょうは「しんぶん赤旗」日曜版の配達中心に動きました。ところが私を誘惑するものがあってなかなかすすみませんでした。誘惑したものはいうまでもなく野の花です。先週の配達後咲き始めたのでしょうね、コシノシモツケソウ、ヤマアジサイ、ヤマホタルブクロが目に飛び込んできて、素通りできなくなりました。いずれも毎年見ている花ではありますが、その年の最初に見るときは感動です。
 コシノシモツケソウを見つけた段階で、先週日曜日に一緒に行動した赤旗記者に携帯電話で連絡しました。咲き始めたよと。すぐにでも飛んできたそうな雰囲気でした。今朝の赤旗日刊紙の東海・北信越のページにヤマボウシの写真が掲載されていました(これも吉川区で撮影したもの)が、ササユリについてはまだ掲載までには時間がかかりそうとのことでした。
 午後は吉川区の多目的集会場で男女共同参画地域フォーラムがあり、ジャーナリストの竹信三恵子さんの講演を聴いてきました。最初はテンポの速い話になかなかついていけなかったのですが、市の男女共同参画基本条例の理解を深めるいい機会になりました。特に間接差別、異性・同姓間のセクハラ、クォータ制をとる理由などは竹信さんの話を聴いてよくわかりました。
 講演の後半は、どちらかというと人生どう生きるかという話でしたね。「自立というのは、頼れる人をさがし、いざという時に助けてと言える力だ。困っている時にじっとしているのは自立ではなく孤立」「ネガティブな労務管理をやっている人は、自信を失わせることを言って命令する」「1日は24時間、仕事もやって家事もやってとなると48時間必要となる。24時間手帳というのをつくって家事の分散を」「キズがあるから自分の人生だ。つらい体験も財産」など、うなづきながら聴きました。


2006年06月16日

一般質問3日目

 猛烈に忙しい朝でした。連日の議会で頭の方が疲れたのか、市政レポートの作成は昨日の段階では作成できずじまい。それで朝5時ころに起き、パソコンに向かいました。約1時間ちょっとで半分ほど入力したところで、集落の資源ごみ回収場へ。2ヶ月に1回まわってくるゴミ当番です。この当番をやると地元集落の人たちと交流できるので、なるべく私がでるようにしています。きょうも、医療改悪法案が可決され困ったもんだと話しかけてくる人、私のお腹をポンポンとたたいていく人などがいました。7時まで当番の仕事をやり、その後、妻を高速バス乗り場まで送って、再びパソコンに。レポートは9時前になってようやく完成。それから印刷し、総合事務所等に寄って「しんぶん赤旗」日曜版配達をしながら木田の市役所に向かう。疲れましたね。
 というわけで、きょうは会議開始5分前に市役所に到着。きょうは一般質問3日目でした。昨日同様8人が登壇しました。市議会の一般質問が始まるたびに思うのは、いろんな考えの人がいて、私の知らない情報も知識も得ることができる、ということです。今議会では、高田にある厚生南会館の存続、あるいは代替施設の建設を求める声がいくつも出ました。たしか解体後は公園として整備することになっていたと思いましたが、これだけ質問が出るからには一定の世論があってのことだと思います。市民意識をしっかり把握したいものです。いつも丁寧に質問する内山議員、今回の質問でも盛りだくさんの提案をしました。スペインのカタロニア地方には、悪獣のいけにえになるはずの王女を救った聖人・サンジョルディーの命日にちなんで、男性は愛する女性に赤いバラの花を贈り、女性は男性に本を贈るという「サンジョルディーの日」というのがありますが、この上越市では逆に、「男性は女性に本を贈り、女性は男性に花を贈る」サンジョルディーの日をやって全国に発信したらどうか。なかなかロマンのある提案でした。
 わが議員団からは、きょうは樋口議員が登壇。障害者自立支援法、教育基本法改悪案について質問しました。各地で障害者自立支援法による矛盾が出てきて社会問題になりつつあります。きょうは先日の議員団の視察を活かし、施設をあずかる人の経営不安、障害者自身の生活を破壊する点を浮き彫りにする努力が見えたいい質問でした。教育基本法改悪問題では、「内心を評価するのは適当でない」との答弁を引き出していましたが、私には教育長の総合教育プラン発言が気になりました。「教育基本法改正はその基礎となるもの」といった趣旨の発言です。総合教育プランは私の所属する文教経済委員会が閉会中審査の項目にあげていますので、しっかり準備して教育長と論戦をしてみたいと思います。


2006年06月15日

体は自然と答弁者の方へ

 一般質問2日目。きょうは8人が登壇しました。昨日もきょうも、質問する人はみんな笑いをとるのが上手なのには感心しました。きょうのトップバッター、松野議員は「私にはふさわしくないかもしれませんが、さわやかにいきたいと思います」と切り出し、まず1回目の笑い声を引き出しました。土地改良区と行政の関係を質問した2番手の田村武男議員も、「前にも同じ質問をしました。前回はいい答弁をいただいたと思ってお礼の言葉をのべたんですが、後で(答弁内容を)精査してみたら、お礼を言わないでいい内容でした」と言って、これまた笑いを誘いました。みなさん、本当にうまい。
 私は午後の2番手でした。今回は高田測候所廃止計画、人にやさしいまちづくり、豪雪地帯での安全・安心対策をテーマに質問しました。「質問取り」の際、これまでになくこちらの質問テーマへの思いを語っていたので、答弁は噛み合った内容となっていましたね。とくに、豪雪地帯での対策については再質問の必要がないくらいいい答弁が返ってきました。高田測候所の存続を決定づけるポイントは、自動観測システムを補完する有人の観測が必要だという世論を大きく盛り上げられるかどうかにあります。ポイントは何かと問われた市長は、「それがわかればいいが…」と最初のべていましたが、答弁しているうちに、このことがわかったようです。あとは運動です。今回の質問で唯一、予想外の展開となったのは新潟県福祉のまちづくり条例に基づく特定公共的施設の整備基準適合率と適合証交付問題です。上越市は低い数値だとは思っていましたが、10年間のトータルデータで、まさか県平均の半分の数値だとは思いませんでした。なぜこうなったのか、詳しい分析と対応が求められています。
 さて、今回の質問で気がかりだったのは、私の声です。3月議会では保守系会派のある議員が、「喉がおかしいのではないか」と心配してくれました。その後、病院で詳しい検査もしてもらい大丈夫との診断をいただいたのですが、大きな声でしゃべるとやはり痰が溜まります。きょうは声がかすれかかったので頻繁(ひんぱん)に水を飲みながら質問を続けました。それから、きょうは後援会の人から1つ指摘されました。マイクの使い方を考えないとよく聞こえないことがあるよと。テレビやインターネットでみてもらえばわかると思いますが、私は、体を答弁者の方に向けて質問するクセがあります。答弁者の顔を見ながら質問しないと力が入らないのです。今回の質問から対面式になったとはいうものの、私が質問する時には、答弁者はマイクの正面にはいません。横にいるか、斜め前の位置に答弁者がいるのです。そうすると、どうしてもマイクからはずれてしまいます。こういう時には、マイクを少しずらして答弁者との間にあるようにすれば私の声をしっかり拾ってもらえるはずだとのアドバイスももらいました。次回から改善したいと思います。
 きょうの質問の様子は明日の夕方7時頃になれば、上越市議会のインターネット中継のところで録画をみることができます。「過去の議会中継」をクリックしてみてください。


2006年06月14日

対面式での一般質問はじまる

 一般質問はきょうからです。一般質問は今回からだいぶ変わりました。1回目だけ議長席前の演壇でやり、2回目以降は演壇前に設置した質問席でやることになったのです。質問者は持ち時間30分という制限はありますが、質問回数の制限はありません。ま、1回目はまだダメですが、これでやっと答弁者の顔を見ながら質問できるようになりました。吉川町議時代の後半はずっと対面式でしたので、なつかしいというか、なんとなくうれしくなります。きょう初めて対面式で質問した近藤議員は、「市長の顔を見るとつい力が入ってしまう」とのべていましたが、全体としていままでにない活気が出てきたなという印象を持ちました。
 きょうの質問では、いくつか重要答弁がありました。「13区にある宿泊・観光に関する施設などの『公的な施設』は、経営が悪化して整理しなければならなくなった場合、その負債は地域事業費で充当すべきだと考えるがどうか」という武藤議員の質問に、市長は「地域協議会の皆さんとも協議しながら傷が深まらないよう対応していきたい」と答えました。もう1つ、大島議員から大型ショッピングセンター・「バロー」の出店計画について問われた市長は、「これ以上、大型店は必要ない。これは私なりの凍結宣言だ」「住民運動が起きれば、その中に入って推進力となっていきたい」。いずれも今後の動きに影響を与える答弁でした。
 きょうは午前9時から各派代表者会議がありました。ここでも重要な動きがありました。まず議会決議、郵便局業務の縮小に関して決議することになりました。中身は追ってお知らせします。それから、政治倫理条例について合併後の今の段階でつくるべきではないかという提案があったそうです。また、昨日の政務調査費報道の影響があったのでしょう、ホームページにおける公開情報をもっと詳しくする、庁舎ロビーでも領収書も含め公開する、使途などのあり方についても改めて検討する、こういったことが決まりました。
 明日はいよいよ私の番です。きょうは7番目まで終わりました。私は12番目ですので、今の調子でいくと、午後の2番目か、3番目くらいになるものと思われます。


2006年06月13日

総務委員会

 4つの常任委員会の最後は総務委員会です。きょうは総務委員会が開かれました。ここも他の委員会同様、案件は少ないのですが、案件が多い時ならさっと終わりそうな案件でも集中審議されることがあります。今回は市税条例「改正」がそうでした。これは定率減税の廃止とたばこ税の税率引き上げなどが内容です。たばこ税が上がった後の税収増は補正予算に計上しないのかという内山委員の質問に対する答弁に、13区選出の議員が注目しました。すでに当初予算に計上済みだという答弁がされたからです。条例が通らないうちに予算計上したというのは腑に落ちないね、という声がいくつもありました。議案審査は午後3時近くまでかかりました。
 特例市の指定に係る申出についての議案で、おもしろい議論がありました。質問者は前議長の市川委員です。特例市移行に伴って315項目の事務が移譲されますが、「県知事の許可が必要な農業振興地域の除外申請は大変時間がかかる。先日、知事は(特例市になれば)ほしいものはなんでもやると言われていたが、これは該当しないのか」と質問しました。「該当しない」との答弁にがっかりしたのでしょう、「いらないものはいらないと言うことも大事だ」と主張し、移譲される事務の中に市民サービスの向上につながるものはどれだけあるか精査してほしいと訴えました。泉田知事のパフォーマンスをつく発言が思わぬ人から出てびっくりしました。
 ところできょう議員の間でもっとも大きな話題となったのは新潟日報の政務調査費報道です。合併を契機に30万円(年額)に倍増させ注目していたが、デジカメや高価なパソコン本体・周辺機器を購入したり、ベストセラー本を購入したりしているのはいかがなものか、という内容です。委員会が始まる前や休憩時間に、「議員名が書いてないので全員の議員が悪いという印象を与える」「私用と混同されるような使い方はしてはいけない」「パソコンなどは買ったことが問題ではなく、議員活動に活用しているかどうかが問題だ」など様々な声が出ていました。私の場合、議員団ニュースでお知らせしたように、すべて議員活動にかかる経費をあげてありますので問題はありませんが、今回の報道を契機に、いま一度、政務調査費の使い方や報告書のあり方の議論をした方が良いと思いました。


2006年06月12日

厚生常任委員会

 朝、JR潟町駅まで妻を送って家に戻り、地元紙・新潟日報を開いたら、読者文芸欄に妻の俳句が掲載されていました。それも1番目に選ばれていました。
 まず笹の立ち上がりたる雪解かな
 選者の中原道夫氏は、「自然観照から見事な一句を得たことを喜びたい」とほめてくださいました。妻には、さっそく携帯電話で「おめでとう」とメールしました。2、3ヶ月前の作品だそうです。週の始め、幸先の良いスタートです。
 市議会は厚生常任委員会での質疑でした。勉強になったのは、上越リゾートセンター・くるみ家族園の指定管理業者が敷地の一部にフットサル場を設ける計画についての議論でした。業者がフットサル場をつくる場合、契約期間終了時には市に寄付する形をとるのかという質問を出発点にして、様々な議論が展開され、混乱しました。ここ2ヵ年ほどの間に指定管理に関する議案の審議を何度もやっているのですが、きょうは指定管理者制度の理解度を試された感じがしましたね。本来市がやるべき施設の管理を条例を定めて業者が代行する。その内容については、管理の基準、業務の範囲を含めて書いてありますが、「条例ではこうなっておりますので、ご質問の件につきましては…」という答弁があれば、もっときちんと整理できたと思うのですが。
 夜は支部会議でした。先週は宣伝、その他でみんな頑張ったので、予定時間をオーバーするほど話し合いに熱中しました。サッカーもあることだし、きょうは1時間で終了しましょうという話だったんですが、頑張り屋で話好きが多い支部だけに、時間はかかります。


2006年06月11日

ササユリ花盛り

 野の花との出会いはいつも楽しい。でも今年は、特別いいことが続いています。これまでにない素敵な写真が撮れているからです。キクザキイチゲがそう、朝日を浴びて花を開き始めたばかりのところを撮ったら、いままでにないいい感じの紫色の花になりました。そしてきょうは、ササユリです。赤旗記者の人と一緒にブナ林に出かけ、帰りにササユリの咲いているところへ行ってきました。これまでも何回か撮ったことがあるものの、花盛りの時のものはなかなか撮れませんでした。きょうはベストタイミングでした。一本の茎に2つの花がついていて、一つは咲いていて、いまひとつはつぼみ、こんな写真も撮ることができました。赤旗記者の撮った写真は数日中に「しんぶん赤旗」日刊紙に掲載されることと思います。
 きょうは先週に続いて上川谷で市政レポートを配布しました。レポートには一般質問の順番及びケーブルテレビでの放送時間を書いておいたのですが、きょう配らないと間に合わなくなる可能性があったのです。配布を終えてから、大島区の旭地区に住む伯母の顔を見ていこうと、母の実家へ向かったら、同地区にある旧旭小学校グランドで運動会をやっている最中でした。ちょうど、男女がお互いの体で風船をはさんで運ぶという「あつあつレース」がはじまるところ、「おーい、しっかりせがれ立てて運べや」などといった声が飛んで、何度も笑いが起きていました。思いがけず運動会と出会った私は、小規模ながら、和気あいあいの運動会にふさわしい写真を何枚か撮ることができました。


2006年06月10日

地区別懇談会2日目

 先週の日曜日に続き、きょうも総合事務所主催の地区別懇談会が行われました。竹直地区、東田中地区、源地区の3ヶ所です。参加者は町内会の役員、地域づくり会議の役員などが中心で、総数はあまり多くないものの、前回同様、活発な懇談会となりました。
 竹直地区では国家公務員のYさんがいきなり厳しい質問をしました。「開始時間午後1時は早すぎる。1時間半の懇談会なのに、説明が55分は長すぎる。市役所の通勤手当は高い」。こういった苦言や質問が8項目もありました。続いて発言したOさんも、「私は年をとって耳が遠くなった、もう少し音声を上げて、メリハリをつけてもらいたい」。ケーブルテレビ放送の音声放送に工夫をなど要望もいくつかありましたが、ここでは苦言が印象に残りました。でも懇談会運営についての苦言によって、次の会場から、説明が短くなるなどの改善がされました。
 東田中地区は昨年の豪雨災害で大きな被害の出た地区のひとつです。災害復旧工事に関連した発言が相次ぎました。「堤防嵩上げなどによって、500年に1回の大水害にも対応できるようになったのではないか。でも細かい部分で残っている。なんとかしてほしい」「福平橋から上流を見ると福平側に低いところがある。国田でしっかりした工事をされると今度はこちらがあぶない」。私は工事前に一度、福平から国田までの右岸、左岸を歩いていますが、もう一度点検しなければと思いました。
 源地区も昨年大きな災害の出た地区です。ここでは身近な要望がたくさん出ました。「道路わきの案内標識が倒れている」「克雪センター玄関口の外灯が点かない」「平沢橋の手前の排水溝がつまりやすい」「旧源小学校グランドの草刈りなんとかならないか」「県道が崩れて軽トラがやっと通れる幅になっているところがある。草が生い茂ると道路外に飛び出す人が出るので、対応を」「クリーン作戦のごみ袋、もっとほしい」……。懇談会があるからこそ、こうした要望を聞くことができます。
 きょうの懇談会は3地区合計で50人ほどの参加者でした。久々に会った人が何人もいて、「どうしたの、こんなに太って」「忙しそうだね」などと声をかけてもらいました。東田中会場では、すぐそばのゲートボール場で7、8人の子どもたちが軟式テニスボールを使って楽しそうに遊ぶ声が聞こえました。参加者のひとりの方が「子どもの声が聞こえるっていいねぇ。こういう遊び場をもっとつくらないといけないね」と話していました。こういう光景が見れたのもきょうの収穫です。


2006年06月09日

議案は少ないが質疑は賑やか

 きょうは私の所属する委員会・文教経済委員会です。「しんぶん赤旗」日曜版を配達しはじめる金曜日と重なったので、朝早くからバタバタしました。委員会での審議案件は今回はわずか2件、このうち1件は今定例会の目玉とも言うべき食育推進条例でしたので、ほとんどの委員が基本問題や個別問題をとりあげ質問しました。
 最初に委員会室を見渡した時、助役、農林水産部長、関係課職員しか理事者側の席に座っていませんでしたので、やはり、と思いました。食育推進については重要問題なので全市を挙げての運動をしていかなければならないとなっていますが、そういう姿勢は市長をはじめ、市の幹部にはないと感じていたからです。農林水産部長の説明の前に、私は、関係するすべての部長に出席要請してほしいと訴えました。これは質問を受けるかどうかだけでなく、委員会での質疑の模様をしっかり聞いておいてほしいと思ったから。私や小関委員の発言で、教育部長や健康福祉部長などが自主的に委員会に出席してくれました。
 質問は条例の基本的な性格について集中しました。本法との関連、市が先進的に制定した「農業、食料、農村基本条例」との関連、「教育プラン」など他分野の基本政策との整合をどうはかっていくかなどです。私が一番気になったのは、「農業、食料、農村基本条例」との関連でした。同条例は今回の食育条例の上位条例ではないとはいえ、食育を意識したものに一部改正する必要があると思ったからです。本当は本法、食育推進条例、推進計画のフロー図だけでなく、市の他の条例や計画との関連を図式化したものをつくって参考資料にすれば、もっと分かりやすい質疑が出来たと思うのですが。
 委員会後、協議会が開かれ、第三セクターなどの決算報告がありました。昨今の情勢のなか、きびしい経営となっているところも少なくありません。そういうなか、次年度の事業計画はあっても経営計画が立てられていないとか、数千万円の累積赤字を抱えながら期末手当が出ているところがある、ボイラーの修繕に時間がかかりすぎなどの指摘がありました。会議が終わってから、委員からは「まだ厳しさの自覚が足りない」等の声が出ていました。


2006年06月08日

人間も登場する答弁がほしい

 会ったこともないのに何故か気になる女性の顔。昨日からずっと頭の中に残っていました。その女性は先日亡くなったエッセイスト・米原万里さん。昨日の新潟日報の文化欄に彼女の写真と追悼文が掲載されていました。ふっくらした顔と大きな目は、たしかにどこかで見たことがある。ひょっとしたら、日本共産党衆院議員だった米原昶(いたる)さんの娘さんかもしれない、そう思って、市役所に着いてから、すぐにインターネットで調べてみました。予感はぴたりでした。彼女の顔は父親そっくりだったのです。
 昨日の追悼文は作家の吉岡忍さんが書いたものですが、そこには「米原さんはユーモアがあって、とても魅力的な人。ノンフィクションや小説では過酷な歴史を生き抜いた人々の姿を圧倒的な筆力で描きだした」とありました。こう書いてあると、やはり読みたくなります。きょうは夕方、書店に寄り、彼女の『ガセネッタ&シモネッタ』(文春文庫)を購入してきました。なかなかおもしろい本なので議会の質問準備を忘れてしまいそうです。
 さて、議会はきょうから委員会審議です。午前中に建設企業委員会があり、午後からは一般質問の「質問取り」がありました。「質問取り」というのは通告した質問内容について事務方が詳しく聞き取り調査をすることをいいます。市議になった当初は、「どういう内容で質問しようがこちらの勝手ではないか」という思いがあって違和感を覚えたものですが、最近はこちらの質問の趣旨を正確に伝えて、いい答弁を引き出そうという思いで対応しています。
 でも、きょうはちょっとしゃべり過ぎたかもしれません。雪対策の質問項目のところでは関係課(複数)の職員が8人もやってきたので、質問への思いや答弁のあり方までふみこんで1時間以上もしゃべってしまいました。答弁では、市長が棒読みすることがないよう、人間も登場させて生き生きと語る内容にしてほしい。そうでないと、心に残らないよ。「質問取り」に来た職員は、答弁にたいする注文まで聞かされるとは思わなかったでしょう。生意気なことを言ったかもしれませんが、ぜひ検討してほしいものです。


2006年06月07日

6月議会スタート

 きょうから6月定例会がはじまりました。21日までの15日間が会期です。今議会は、議会の人事が行われてから初めてであること、本会議の模様が今回からインターネット中継されることなどから注目されています。特に、先月の臨時議会で小会派連合による議長・副議長誕生という結果が出たこともあって、会派間の関係がこれまでと微妙に変わってきている感じがします。質疑や議案などの賛否にも影響が出てくるかもしれません。
 初日のきょうは、杉本議員と近藤議員の在職10年以上の表彰状授与、市川前議長への感謝状授与があった後、市長による提案理由の説明と総括質疑が行われました。総括質疑は公明党だけでした。特例市への移行、食育推進条例の制定などマスコミなどから注目されている議案がありますが、党市議団では、関係常任委員会において一問一答で質疑することで対応できるとの判断をしました。
 きょうの本会議は約1時間で終了。その後、一般質問、委員会質疑の準備、他会派議員との意見交換、市議団ニュースの作成などをしました。一般質問の通告は、きょうの夕方が締め切り。最終的な人数は確認していませんが、30人弱になるでしょう。日本共産党市議団は杉本議員が14日の午後、私が15日の午後、樋口議員が16日の午後になる見込みです。登壇する議員の質問時間によっては若干ずれることがありますのでご理解ください。
 なお、インターネット中継される明日以降の本会議は、14日、15日、16日、19日、21日です。アクセスはこちらから。


2006年06月06日

雪対策で県担当課と懇談

 日本共産党県委員会と県総務管理部地域政策課(雪対策室)が冬期保安要員制度の見直しなど雪対策全般に関して懇談をやるというので県庁へ出かけてきました。冬期保安要員制度の見直しは昨年11月にやったばかりですが、その後の豪雪の中で再見直しをしないと困ることが明確になっていました。日本共産党側からは、県委員会の政策スタッフと十日町市、長岡市、南魚沼市の市議、それに私、総勢11人が参加しました。
 懇談にあたっては、事前に日本共産党サイドから雪対策の提言が出されていました。これは十日町市、長野県栄村などの現地調査、国土交通省、農林水産省などとの交渉をふまえて政策スタッフがまとめたもの。「豪雪はそれ自体が災害」という立場にたって、集落の自主防災組織づくり、屋根雪下ろし・除排雪などに従事する冬期間の安定した人材確保と派遣体制、高齢などにより自力で除排雪できずかつ所得の少ない世帯への経済的な支援、地域の機械力の整備・更新への支援、といった4つの支援を総合的に展開することを主張しています。
 「(きょうは交渉ではなく)懇談ということですので、生の声を大いに聞かせていただきたい」。羽入利昭地域政策課長の要請に応えて各地の議員が今冬の取り組み、課題などを話しました。津南町議出身で県委員会スタッフの1人である桑原加代子さんは、1人暮らし老人世帯の定点観測写真を課長の前の席にずらりと並べ、そこに住むおばあさんの切ない気持ちを代弁しました。これはすごかった。十日町市の議員は全員参加、県が今冬取り組んだユンボ、トラックなどの貸出しで助かったと評価し、松之山地区などでの実情を訴えました。
 私は上越市が県単の冬期保安要員の他に独自に「冬期保安要員」を配置していることを紹介し、その人たちが集落で果たしている役割についても語りました。これで、どういう冬期保安要員が求められているか、少しはイメージを膨らませていただけたものと思います。また、山間部の限界集落にもっと目を向けてほしいことも訴えました。
 県庁の雪対策のメンバーは雪対策強化を求めている各市に入って現地の声を聞くということですので、協力していきたいと思います。


2006年06月05日

現場で学ぶ

 6月議会を前に議員団で市内の施設などを視察しようということになっていました。きょうはその日です。2つの通所授産施設と1つの医院、それに大型ショッピングセンターの建設予定地を訪ねてきました。質問でとりあげるかどうかは別として、いずれも市民生活に大きな変化をもたらしかねない情勢の中で、現況を把握しておく必要がありました。介護保険の改悪、障害者自立支援法の実施、医療改悪の動きなどは新聞や本などでも学ぶことはできますが、現場へ行くことによって理解を深めることができるし、現場でなければ学ぶことのできないものもあります。
 通所授産施設は初めて訪ねました。2つとも知的障害をお持ちの方々の施設です。空き缶のリサイクル、電球のパック詰めなどの作業をみんなでやっていましたが、こうした単純反復作業でもしっかり覚えるまでには時間がかかる、しかしいったん覚えれば根気強くやってくれるという説明でした。自立支援法で負担が増えたことによって経営が成り立つかどうか不安だという話もお聞きしました。心にズンときたのは、こうした施設は本来、訓練し会社・工場などに出て行く通過点の施設でなければならないのに、地域に雇用の場がなく、ここで仕事をし続けるしかない現実がある、という発言でした。もっと勉強して、世論を高め、党派を超えた運動をしなければ事態は打開できないと思いました。
 医院の方は、20年程前に牛飼いの仲間が入院したことのある小規模の病院です。院長さんから、医療現場でどんな問題を抱えておられるかお話いただきました。医者というと金持ちとみる人が多いと思うがいろいろだ、私は海外旅行に出かけたこともない。先生にいきなりこう言われたのには、びっくりしました。近年、診療報酬がどんどん削られ、経営が大変になっているんですね。院長さんからは、看護大学を出ても看護師にならないで保健師になる人が多い、看護師の確保が大変だとか、事務の仕事が増え、同時に複雑化して困っている、というお話もいただきました。
 県立中央病院の近くでの土地区画整理事業の現場も見てきました。ここに関して最も話題になっているのは、大型ショッピングセンター「バロー」が進出を計画していることです。建設予定地に最接近し、西側と東側から見ました。上越ウイング、ジャスコができただけでも商業界のみならず、まちづくりにも大きなインパクトを与えましたが、ここでもう1つできるとどうなるか。広大な建設予定地で動き回るT産業のブルを見ながら、3人で話し合いました。ここは直江津と新井を結ぶ上新バイパスからも見えます。
 授産施設から医院へ行く途中、本町3丁目の喫茶「志留美亜」でひと休みしました。ここは私が高校時代、初めて入った喫茶店です。当時、喫茶店に出入りすることは問題視されていたこともあって、入る時には胸をドキドキさせながら入ったものです。誰と一緒に入ったかは記憶に残っていないので、おそらく好奇心から1人だけで入ったのだろうと思います。きょうは杉本、樋口議員と3人でホットコーヒーを飲みながら、昔は水の入ったグラスに字が書かれていたなどといった思い出話をしました。


2006年06月04日

総合事務所の地区別懇談会

 吉川区総合事務所では区内7会場で地区別懇談会を開くことにし、きょうと10日の2日間でまわる計画です。合併して1年半になろうとしているなかで、区総合事務所の新年度の事務事業の説明をする、住民の声を聞くというのが今回のねらいです。合併前はこうした懇談会を地区別、集落別にやっていましたので、そういう伝統を引き継いでいこうという意気込みは評価できます。13区の総合事務所のなかでこういう懇談会を開催するのはおそらく初めてでしょう。
 きょうは旭地区、吉川地区、勝穂地区、泉谷地区の4会場で開催されました。参加者は合計で約70人ほどでしたが、懇談は熱が入り、各会場とも予定の1時間半をオーバーする状態でした。懇談では、「県道沿いの防犯灯が木の枝でおおわれているところがある。手を打ってほしい」「市の広報は紙質はいいが、字が小さすぎて読みにくい。週刊誌のように読みたくなるように編集してもらいたい」「水道の圧が落ちて水が細い。抜本対策をとってもらいたい」など具体的な声が次々と出されました。全部ノートにとりましたので、これらは市政レポート(吉川版)に掲載することができるかと思います。
 総合事務所側の説明や質問に対する答弁では、初めて聞く情報がいくつもありました。農業農村整備支援用原材料支給事業は毎年10月までに要望を出してほしい。ここまでに出してもらえば次年度に予算計上できる。原之町の県道除雪をする時などの迂回路として下町から吉川のそばを通って新潟事業営業所のところへ出る道を考えているが、ここは次の冬では除雪路線にしたいと思っている。こども110番協力者が増えて60数軒になった。こういった情報は、総合事務所だよりなどを活用して、どんどん流してほしいものです。


2006年06月03日

尾神岳の市道から上川谷へ

 早朝、市政レポートの原稿を見直し、一般新聞折込分を印刷しました。レポートの原稿については「春よ来い」の直しで、けっこう時間がかかりました。自分で書いた原稿でも、1日たってから読み直すと表現上の間違いなどに気付きます。「春よ来い」第65回「夫婦ブナ」は、尾神岳にある大好きな二本のブナの木について書いてみました。ご笑覧ください。
 市政レポートは一般新聞の郵送地域には折り込むことができません。従って、ここ数ヶ月は、2週に1回の割合で各戸を訪問し、配布しています。支部や後援会の人の力も借りての配布になりますが、きょうを含めて3回連続、私が1人で配布しています。きょうは田植えがほぼ終わったということもあって、あちこちで対話したので3時間くらいかかりました。途中、直江津地区に住む日農組合員の人とばったり出会い、「品目横断的経営安定対策」について意見交換しました。
 上川谷の市政レポート配布については、きょうは尾神岳の市道(旧林道)を通って行ってきました。今年初めてです。この市道も昨年6月28日の集中豪雨で数ヶ所にわたり路肩決壊などの被害が出ています。現在は工事関係者と緊急車両しか通れませんが、今回は視察もかねて、通らせてもらいました。きょう工事をしていたのは4ヶ所、竣工するまでにはまだ時間がかかりそうです。


2006年06月02日

ニセアカシアの匂い

 車のドアを開けると素敵な匂いが漂っている。いつも汚れた軽トラに乗っている人間が言うのもおかしいですが、いいもんですね。じつは、昨日から、私の軽トラがそうなっているのです。芳香剤を買って車の中に入れたわけではありません。たまたまとったニセアカシアの花を車の中に入れておいただけのことです。花は1日だけで乾燥してしまったので、きょうは新しい花と入れ替えて車を運転しました。
 ニセアカシアの匂いは以前、吉川町議だった五十嵐一也さんからもらった蜂蜜で覚えました。とても甘く、透き通った蜂蜜の色とともに忘れることのできない匂いでした。この匂いは結構つよく、道を歩いていても匂ってくることがあります。先日、柿崎区内の川沿いを歩いた時にも匂ってきて、今度は花をひと房もらって匂いをかいでみたいと思っていたのです。車の助手席の前においただけなのに、こんなにいい思いができるなんて……。
 きょうは市政レポートを半日かけて作成した後、「しんぶん赤旗」日曜版の配達、集金でした。相変わらず忙しい1日だったのですが、ニセアカシアの匂いのおかげで、楽しい1日となりました。今度はちがう花でも試してみようと思います。ニセアカシアの花はすでに終わりに近づいています。匂いをかいでみたかったら、明日、明後日のうちでないと終わってしまいますよ。


2006年06月01日

早起きは三文の徳

 早起きは三文の徳(得とも書くそうです)と昔からいいます。きょうも3時半過ぎに目が覚め、それから議員団ニュースの作成、印刷、米とぎなどをやりました。早朝の時間帯というのは集中できるので、昼間の倍近く仕事ができるような気がします。だいぶ目覚めの悪いことが続きましたが、最近はどんなに遅くとも空が白くなってくると目があきます。酒を飲みすぎて翌日どうなるかわからない時以外は目覚まし時計はまったく必要なしです。これは年をとったせいなのでしょうか。
 議員団ニュースを地区委員会事務所まで届けた後、きょうは、気になっていた生活相談2件の関係で動きました。途中、時間もとれ、その間に市政レポートの編集も少しやりました。久しぶりに裏面も書けるかも知れません。生活相談がようやく終わったと楽々していたら、また一本の電話がありました。また、生活相談です。相談事の無い時が2週間くらい続くこともあるのですが、相談は不思議と続きます。
 夜、今夜から始まるというNHK木曜ドラマ・「次郎長背負い富士」を観ました。原作は山本一力で脚本はジェームス三木、幼い時に養子に出される場面からスタートし、いきなりほろりとさせる。こんなふうにやられちゃ、最後まで観たくなりますよね。時代劇は山本作品にかぎらず、平岩弓枝であろうが、藤沢周平であろうが、人間の心の動きをほんとうによくつかんでいます。


2006年06月投稿分

2006年06月に投稿された全てです。

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