コシノカンアオイ
午前は吉川土地改良区の総代会でした。農業委員会長の代わりに出席してきました。私は土地改良区のないところで田んぼをやっていた関係上、土地改良区の総代会に出席したのは初めてです。分厚い議案書をめくりながら説明、質疑を聞きましたが、チンプンカンなことだらけでした。おもしろいと思ったのは補正予算を提案する際に、監事が意見をつけることです。町の予算でも監査委員がこういうことをやったならば、どうなるかなと思いました。
午後は町民有志による文化財、史跡めぐりに参加しました。参加者の中に、植物に詳しい方がおられ、とても勉強になりました。ショウジョウバカマにはいろんな花の色がある。キクザキイチゲや雪割草が花を開くのは日照と気温が影響するが、どちらかと言うと、気温に左右される。花を咲かせるか、閉じたままにするかの境目の気温はだいたい13度くらいだ。こういった話にぐいぐい惹きつけられました。
花としては美しさを感じないがぜひ一度見たいと思っていた花があります。コシノカンアオイです。きょうは、植物に詳しい方と一緒にこの花をさがし続け、1つだけ何とか見つけてもらいました。茎のもとの部分を手で広げて写真を撮りました。花の色といい、形といい、実にユニークでした。図鑑の説明に書いてあるブンブクチャガマとは少し違いましたが、ひょうきんなところがあって、とてもかわいいのです。
文化財では町指定文化財の内、上杉謙信に関連のあるもののいくつかを見て回りました。ちょうど、地元紙・新潟日報で『天地人』という歴史小説が連載中で、謙信の時代のイメージが私の中にもできつつあります。町田山の木々の伐採を禁じた制札や飯綱明神石像などは当時の歴史を語ってくれるものですが、じっくりと見ることができました。