よそから学ぶ
きょうも朝から一日中雨。なにか秋雨のような肌寒さを感じます。日曜日でしたが、午前は「しんぶん赤旗」の集金、午後からは浦川原村で村議選挙政策についての検討会でした。
昨日に続いて外側から自分の町を見る話の第2弾。よその自治体の選挙政策を検討していると、自分の町はどうなのだろう、と振り返ってみることが多く、とても勉強になります。
例えば、きょうの検討会で話題になったのは、市町村合併で各町村が独自に出している土地改良工事費への助成金がどうなるかでした。多くの自治体では、土地改良をした場合、受益者の負担を軽減するために一定の助成金を出しています。関係農家は合併でこの負担がどうなるか心配している。そのことが検討会でわかりました。
投票が終わったばかりの松之山町からの報告によれば、今回の町議選で複数議席を維持し、県内一の議席占有率(20%)となった勝因の1つは、住民の願いに密着した政策提言でした。そこでも、町がこれまで土地改良工事費への年間1300万円の助成金が新市に引き継がれるかどうか、関係者が不安を持っていることに注目していました。
合併問題を考える場合、多くの住民のみなさんは、かかわりのある具体的な問題で、現在と合併後を比較します。その比較をしたくなるものをこちらから一方的に示すのではなく、住民とよく対話をする中で十分把握する。そのうえで、比較情報を提供し、解決策を住民のみなさんと一緒に考えていくことが大事。検討会でそんなことを考え、帰ってきました。