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委員会所見

 議会基本条例を検討するなかで「委員会所見」を盛り込もうという話が出ています。簡単に言うと、委員会の議案審査の中で「これはみんなで行政側に委員会の意思として伝えよう、求めよう」ということを委員会として表明することです。議案に賛成、反対とは関係なしに、所見の内容について委員全員が一致さえすれば、行使できることですが、これをやると行政側にはインパクトを与えます。町議会では決算審査の時にはよくやりました。

 今議会では、総務常任委員会の決算審査で、この「委員会所見」を具体化する動きが出ました。栗田委員長の議会改革への思いもあったのでしょうが、本会議での委員長報告の際、委員全員で確認した数項目の「付帯意見」を明らかにすることになりました。中味は後日発表しますが、行政側の反応が聞こえてきました。「私たちは議会での答弁は重いものと思っている。そこでやると言ったものまで盛り込まれることには複雑な思いがする。付帯をつけようという動きは理解できますが…」などの声です。部課長の中には議会事務局に直接問い合わせをする人もいました。

 行政側の反応の大きさに驚いていますが、「付帯意見」には行政側に対する注文だけではなく、施策についての評価なども入っていいように思います。行政側に対しては、良いことはいいと評価し、悪いことは悪いと指摘する。問題点や課題があればこれも指摘する。これが大事ではないでしょうか。総務常任委員の中には「付帯意見」をまとめたことがある人が私を含め何人かいます。これまでの経験等を出し合い、「付帯意見」はどうあるべきかについてもじっくり議論して委員長報告に反映させたいものです。


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概要

2009年09月14日 23:35に投稿されたページです。

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