鹿児島からの発信です。
きょうから市議会総務常任委員会の視察です。初日は薩摩川内市、ここでは全国から注目されている地域コミュニティ協議会について学んできました。
同市は、04年10月に川内市など9市町村が新設合併してできた自治体です。面積は683平方キロメートルといいますから上越市の4分の3弱です。大きな市域のなかで、どう住民自治を育てていくか。同市が選択したのは、おおむね小学校単位で設置する地域コミュニティ協議会でした。現在、その数は48。
説明を聞いて私が注目したことのひとつは、地域コミュニティ協議会が小学校単位である点です。この広さなら、顔の見える自治の推進は可能です。そして、ここで自らの「地区振興計画」を策定しているというのです。これには驚きました。
注目したことの2つ目は、この地域コミュニティ協議会の運営方法です。各町内会組織から会費を出してもらい、市への補助金申請では公開プレゼンテーションもやっている。これなら地域コミュニティ協議会にたいする住民意識も高まっていくでしょうね。
先日の小田切徳美さんの講演で、地域住民の幸福感はまちづくりへの参加度で決まると聞いていましたが、ここの地域コミュニティ協議会が特産品を作ったり、地域の祭りをやったりしながら、じつに生き生きと活動していることが新鮮でした。視察したメンバーからは、「地域コミュニティの迫力を感じる」「これなら誰にもすっとわかってもらえる」等の声が出ていました。