きょうから7月。市内では安塚区、頸城区、吉川区でバス路線の変更などに伴う実証運行が始まりました。これは、バスの運行間隔及び運行時間帯を鉄道との運行時間に合わせる、通勤・通学を重視する、乗車密度を高めることなどの目的で策定された運行計画が利用者の立場から見てどうなのかなどを来年3月末までかけて検証するものです。吉川区の一部区間の一定時間帯では、初めてデマンド型(予約型)運行方式が採り入れられました。市内バス路線のほとんどは利用者が少なく、赤字です。今回の実証運行により、打開に向けて一歩でも前進すればいいのですが。
バス路線の一部見直しに伴う実証運行、幹線バス・デマンドバスの実証運行が始まった吉川区では、新幹線・交通政策課の職員や総合事務所の担当グループ職員が特別の体制をとってダイヤの点検や利用者案内などにあたっていました。午後3時過ぎ、総合事務所正面玄関前のバス停に行きました。ここからのお客は泉谷・勝穂循環線の1名だけでしたが(画像)、3路線のバスが次々と到着して出発する、その光景はまるでバスターミナルといった雰囲気でした。
今回の実証運行での注目点のひとつはデマンドバスです。山直海線は尾神(または村屋)と総合事務所の間、合計8便が乗るためには予約が必要となります。最終便は確認しませんでしたが、総合事務所から山直海方面行きは乗車する人がいて運行されたそうです。いままでバスが走っていたのに走らなくなるとさみしいなと思っていましたので、ホッとしました。今回の取り組みでバスダイヤもかなり変わりました。通学のためには便利になったかもしれないが、吉川診療所へ行くには不自由になって困ったという声も寄せられています。具合の悪いところがあったら、遠慮なく指摘してほしいものです。
写真は高田公園のハスです。昨日の午前、県立北城高校前で撮影しました。まだ、咲きはじめです。