いい一般質問となるかどうかを決める要素のひとつは市民の立場にたった調査が十分行われているかどうかです。例えばきょうの平良木議員の質問。同議員は公立高校と私立高校の間で授業料に大きな開きがあることを明らかにし、私学に通う生徒への助成強化を求めました。その際、他市の状況がどうかをよく調べてありました。上越市の場合、第3種(市民税所得割額42,000 円以下世帯)は1万円で糸魚川市より5000円低い、高くしてもらいたいと訴えたところ、教育長が「そうはいっても糸魚川市では1類(生活保護世帯・市民税非課税世帯)では上越市よりも低い」と答えました。平良木議員はすかさず、「1類では確かにそうだが2類でも5000円低く、1類から3類までの平均でも低いんです」と切り返しました。こんな場面が3回ほどあると答弁席の様子が変わってきます。答弁する教育長、教育部長は緊張した表情になりましたし、このやり取りを聴いていた市長・副市長等の表情は「よく調べているなぁ」とすっかり感心した表情になっていました。議員が質問する場合、事前調査がいかに大切か、そのことがよく分かった質問でしたね。
さて、明日の午後からは私の出番です。きょうの党議員団の平良木、樋口、上野3議員の頑張りに続いてどこまでやれるか。これから質問の組み立てを練り、事前調査資料の点検をしなければなりません。