きょうは次男の結婚式・結婚披露宴でした。私の子供としては一番最初です。準備は次男と連れ合いとなる彼女がやっていましたので、どんな企画で行われるのかとても楽しみでした。
結婚式は家族、親戚、高校時代の友人、元職場の同僚など大勢の人たちが見守る中、牧師さんを中心にして厳粛に進められました。私と妻は最前列に座って参加しましたが、起立のタイミングを間違えるなど緊張しました。花嫁はとてもかわいく、喜びに満ちた表情です。白のタキシードを着た次男は背筋を伸ばし、いつもより背が高く感じられました。親が言うのもなんですが、二人ともなかなかの好青年に見えました。
式が終わってからがサプライズ。チャペルを出てホテルのガーデン(庭)で参加者全員が風船を持ち、次男の合図でいっせいに飛ばしました。ガーデンはビルの谷間といった空間です。大空に飛び立っていく風船は希望を感じさせてくれ、いいものです。その後、同じ場所で記念撮影です。カメラマンは参加者を見下ろす位置から撮りましたので、参加者はチャペルを見上げる姿勢で撮れているはずです。次男によると、参加者へのお礼に使うのだとか。中学時代から「みんなで何かをする」経験を積んできた二人ならではの企画でした。
披露宴は涙の連続でした。きょうの披露宴には85歳の母と90歳を超えている新婦のおばあちゃんも参加してくれましたが、二人へのプレゼントがありました。母は何も知らされていなかったようで、こぼれ落ちる涙をハンカチでふきつづけていました。新婦のおばあちゃんも泣きっぱなしでした。披露宴には4月に他界した父も写真参加です(画像)。母のそばで二人の晴れ姿をじっと見つめていました。そして、参加者のトップをきって長持唄を披露してくれました。もちろん、これは音声参加。孫の結婚式を誰よりも楽しみにしていた父の唄を聴いたら涙があふれました。
披露宴では新郎新婦の成長した姿を確認できました。スライドを使っての二人の生い立ちやこれまでの付き合いの紹介はすべて二人で行い、アドリブも入りました。しゃべるのが苦手だったのに、いつのまにか余裕を持ってスピーチできるまでになっていました。これはこれまで勤めた会社の皆さんの指導のおかげでしょう。
最後の新郎の挨拶。自分の名前に感謝しているという言葉を聴いてうれしく思いました。どんなに悲しいことがあっても、どんなにつらいことがあっても、名前のように生きていけば元気になれる。笑顔が出る、という話でした。そういえば、きょうも最初から最後まで笑顔がいっぱいでした。おめでとう!