飾ってある彫刻や絵画を鑑賞する。展示してある特産物を見る。普段あまり行かない場所で会合があると、そこでブラブラする癖が私にはあります。きょうの県道新井柿崎線整備促進議員連盟総会が行われた高田の高陽荘でもそうでした。ロビーに展示してあった教育関係出版物の中をのぞき込んで、うれしくなりましたね。いまから18年前に当時の吉川町立源小学校の統合記念全校児童版画集が置いてあったからです。
「ふるさと体験学習 みなもと」と題した版画集には1年生から6年生まで全員の作品が掲載されています。自分たちの住んでいる地域の歴史や言い伝えなどを親や集落の人たちから聞いて描いたものなのでしょう。尾神岳の「風穴」のこと、山中の旦那様についての言い伝え、薪を使ってご飯を炊いている様子、尾神の深田の池の開発と美田のことなどが子どもらしく、じつに生き生きと描かれています(画像)。会議が始まるぎりぎりの時間まで版画集を見させていただきました。
さて総会ですが、昨年の取り組みを振り返り、今年度の方針と予算を決めました。今年度は県への働きかけをいつもよりも早めることを確認、6月下旬に現地調査を実施し、7月には県庁へ出向いて要望書を提出することになりました。
総会後、上越地域振興局の地域整備部及び上越市の都市整備部の関係部長、課長などと意見交換会を行いました。上越振興局管内の道路関係補助事業は53億7800万円で、前年比0.8%プラスとのことでしたが、このなかで歩道整備や防雪柵設置、交差点改良等を進めていかなければなりません。県上越地域振興局の白石秀一地域整備部長は挨拶の中で、「主要地方道新井柿崎線は上越市の南北を結ぶ重要路線。改良率は99%だが、旧規格での話だ。歩道の整備率が36%にとどまっていることなどで明らかなように、まだまだ整備が必要。皆さん方のご意見も参考にして整備していきたい」とのべました(画像)。
きょうは地図上に整備要望箇所と関係写真を載せた資料が配布されました。住民の暮らし、安全にかかわる要望ばかりです。厳しい財政状況だけに、党派を超えて力を合わせて整備を進めていきたいと思います。