ひょっとしたら糸魚川市議の鈴木勢子さんのところにも届いていたのでしょうか。連休最後の日に届いた岡谷市の毛利正道弁護士からのメルマガ、非戦つうしんミディア437に樋口了一の話題の本と曲『手紙』(本は角川書店)のことが書かれていました。
「私は親に育ててもらったんだということ、それを思い出すだけで随分と、気持ちが楽になるかも知れない」というコメントが目にとまり、角川書店のHPの該当箇所を開いてみました。どんどん老けていき、体も頭も思うようにいかなくなっていく人の思いがひしひしと感じられ、じっとしていられなくなりました。そして、すぐに本とCDを求めて車を走らせたのです。
CDもよかったのですが、本に書かれた短い文(歌詞)がとても気に入りました。特に、「いずれ歯も弱り 飲み込む事さえ 出来なくなるかも知れない」「足も衰えて 立ち上がる事すら 出来なくなったら」「あなたが か弱い足で立ち上がろうと 私に助けを求めたように よろめく私に どうかあなたの手を 握らせてほしい」という箇所は死んだ父の姿そのものです。歌詞は父の言葉のように思えてなりません。
本を購入してから、声を出して何回も朗読しています。繰り返し朗読することによって、イメージは膨らみ、気持ちがやさしくなっていくことを感じます。