笑って、学んで元気が出る。今晩の「宗教人と日本共産党との懇談会」(画像)はじつにいい取り組みとなりました。会場には110人ほどの人たちが参加し、イスに座れない人もいるほど盛況でした。
真宗大谷派西性寺住職の田中圭悟 さんなど宗教人9人の呼びかけで取り組まれたこのような懇談会は北陸信越では初めてといいます。受付をしていた関係で、呼びかけ人を代表しての田中さんの挨拶はお聴きすることが出来ませんでしたが、日本共産党中央委員会書記局次長の佐々木陸海さんの挨拶以降、参加者の発言を全部聴くことができました。
発言の皮切りは妙高市在住のキリスト教関係の青年でした。「殺してはいけない」「むさぼってはいけない」という十戒の精神を引用しながら、政府の労働政策を批判し、自殺者年間3万人という実態にふれました。中小業者のSさんは「いりいろな宗派があるがなぜこのように分かれているのか教えてほしい」と質問、この発言を契機にたくさんの発言が続きました。きょうの懇談会では、「憲法9条を守ろう、平和を」という発言と信仰についての率直な質問が多かったように思います。
市内で活発な活動をされているカトリック高田教会のマリオ神父の話は初めて聞きました。同神父は、「9条の会の存在はありがたい。直江津の平和公園は素敵な公園になってうれしく思っている。共産党がこのように懇談する努力はありがたい。今後も続けてほしい」とのべました。
日本共産党関係者の発言のなかでは、衆院比例北陸信越ブロック候補の山口典久さんの発言が印象に残りました。「宗教についてどう考えるか」といきなりふられたにもかかわらず、能登半島沖地震の際、大きな被害を受けた地域のあるお寺ががんばって翌日、いつものように鐘を鳴らした。その音を聞いた住民には大きな励ましになった。こういう事例を織り交ぜて話をしました。心にひびく話でしたね。