きょうもまた晴れの天気となりました。葬儀が済んだものの、忙しさは相変わらずです。朝の7時半頃に一人目の方が見え、それから夕方までお参りに来るお客さんの対応に追われました。
お客さんや母、妻と一緒になって父のことや私の幼い頃の話をたくさん聞かせてもらいました。乳搾りをしていた父にとって、旅行は数少ない楽しみのひとつでした。牛に足の指を踏まれて骨折したにもかかわらず、すぐに医者に行かず、旅行に出ていった話を初めて聞きました。おそらく、温泉旅館で歌をいっぱい歌いたくて、足の痛みをがまんしたのでしょう。私がまだ母の背中におんぶしていた頃、顔に出来物ができて、近所の若いお母さんたちと一緒に柿崎のあるお寺まで歩いて行ってはらいをしてもらったという話も初めてでした。そこのお寺のご住職は、私を見て、頭の大きい子どもだと言ったとか。
いつものことながら母の記憶力のすごさには感心します。きょうは疲れなおしにこれから温泉に行ってきます。