市立吉川中学校の卒業式でした。同校の卒業式は、旭中学校、源中学校などが統合して以来、今回で30回目になります。「第30回卒業式」という横断幕を見た時、浮かんだのは30数年前の統合中学校の体育館建築工事入札問題で大騒ぎになったことでした。あれから少なくとも34年は経ったということです。きょうは、男子29人、女子28人、合計57人が巣立っていきました。
丸山辰志校長のはなむけの言葉、宮口保PTA会長のお祝いの挨拶に続いて、在校生代表の江村祐太さんがこれまでの学校生活を振り返り、1、2年生をひっぱってきてくれた卒業生の指導に感謝。その後、卒業生を代表して永井駿祐さんが巣立ちの言葉をのべました。
永井さんもまた、これまでの学校生活の中から心に残った体育祭や校内音楽祭などについてふれました。吉川中学校の歴史の中でも初の出来事となった体育祭での紅軍、青軍同点優勝については、「卒業生の心に刻まれ、吉川中学校にあっては歴史に刻まれるものとなった。クラスの枠を超えて仲良しだった(ところがでた)結果だ」とのべました。また、音楽祭に関しては「歌えば歌うほど歌詞への思いが強くなった」ことなどを披露し、みんなで取り組んだ思い出を大切にして生きていく決意を語りました。式典に参加した人たちは、一つひとつの思い出を丁寧に紡ぎだしていく永井さんの語りにひき込まれました。
今回の卒業生の中には吉川中学校で剣道を学びたいと他区から入学してきた生徒も入っています。これは初めてのことだと思います。大潟町中学校には体操を意識して入学する生徒もいるそうですから、部活でどんな頑張りを見せていくかは、こうしたところにも影響を与えるんですね。
卒業式が終わってから市政レポートを印刷し、その後、市議会へと向かいました。文教経済委員会は予想以上に速いテンポで進んでいました。