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通学支援制度新基準づくりで市民懇談会

 市政レポートの作成、印刷に手間取り、「見てある記」の更新が遅れました。昨日は視察が終わっても家に帰らず、そのまま党議員団主催の市民懇談会に出席しました。今回のテーマは通学支援制度の見直し問題です。柿崎区の会場には吉川区のPTA役員のみなさんをはじめ、大潟区、頸城区の地域協議会委員さんなど20数人が集まってくださいました。遠くは、牧区からも参加者がありました。ありがとうございました(画像)
 合併前の14市町村の通学支援制度は、大きく分けて、民間バスを利用する場合に補助をするという方法とスクールバスを運行するという二通りでした。しかし、対象とする児童・生徒の通学距離、保護者の負担などは様々で、簡単には統一できない状況でした。それで、合併協議では、合併後5年間は現行通りとし、2009年度までに新基準を作成することを決めたのです。市教委ではこの合併協議事項を踏まえ実務的な準備を進め、昨年の春からは保護者説明会の開催、アンケート調査などに取り組んできました。そして新基準案を保護者などに示し、再び保護者説明会、アンケートに取り組んでいます。
 昨晩の懇談会では、上野議員がスライドを使ってこれまでの経過や党議員団の考えを説明し、その後、意見交換をさせてもらいました。これまで、市教委の説明会に2回参加してきましたが、市教委の説明会以上に率直な意見や疑問が次々と出てきて、とても勉強になりました。
 たとえば、合併協議での合意事項では、補助対象距離については、旧上越市が2校で実施していた「小学校3キロ以上、中学校5キロ以上」で統一することが書かれていますが、2つの学校でこうした補助が出るようになった背景、経過を教えてほしいという質問がありました。統一する元になったところについて詳しく知っていませんでしたので、言われて初めて「確かに大事なことだ」と思った次第です。通学手段について市教委は、民間バスが運行されているところは民間バス、運行されていないところ、または運行されていても利用が困難なところはスクールバスという方針案を示しています。しかし、実態としては、「冬はほとんど使えない」「使うようにすると部活が思うようにできない」などの問題点があることも出されました。市教委主催説明会の持ち方についても注文が相次ぎました。「参加しやすい時間帯にやってほしい」「説明資料は当日配布ではなく、事前配布を」「説明はもっとわかりやすく」等です。
 私が昨晩の懇談会でどういう反応が出るか注目していたのは、「市教委の受益者負担論はおかしい。児童・生徒のバス通学は無料に」という私たちの主張についてでした。一部に負担はあってもいいという声がありましたが、何人もの保護者から「ぜひ実現してほしい。がんばってください」と激励され、喜んでいます。「通学バス受益者負担論」には、「学校統廃合で市には十分『受益』があったはず。市の職員に1週間くらいバスに乗ってもらい、受益があるかどうか体験してほしい」との反論もありました。
 昨晩の懇談会については何人かの市民から問い合わせがあり、「柿崎だけでなく、私たちのところでも開催して」という要望も寄せられています。議員団で、今後の取り組みについて相談して対応していきたいと思います。


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2009年02月06日 16:40に投稿されたページです。

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