うれしいお知らせです。党市議団は先月13日、上越市長に対して、子どもからの「保険証の取り上げは、医療にかかる権利を奪うものであり、憲法で保障された生存権の侵害です。また、上越市子どもの権利に関する条例に照らしても、あってはならないことです。子どものいる家庭はもちろん、すべての世帯で取り上げを中止すべきです。このたび明らかになった実態を踏まえ、子どもからの国民健康保険証の取り上げを直ちにやめ、短期保険証でなく、一般保険証を交付するよう」申し入れていましたが、きょう、高校生まで一般保険証を交付するとの回答が文書でありました。文書(画像)は土橋市民生活部長と池田保険年金課長が党議員団の控室まで持参され、「満額回答です。よろしくお願いします」と挨拶がありました。県内の自治体でも子どもの保険問題がクローズアップされ、方針転換をする自治体が相次いでいますが、上越市の措置はそのなかでも先進的なものとなりました。
上越市ではこれまで、国保税を長期間滞納し、納税相談にも応じてもらえない世帯に対して、世帯単位で資格証明書を出してきました。この12月1日からは、①18歳に到達する年度末までの子どもには資格証明書又は短期証を発行しない、②子どもには通常の保険証(一般証)を交付する、③現在、短期証を発行している世帯の子どもは、更新時に一般証に切り替えるとした方針に転換しました。今回の方針転換にあたって市は、「滞納は保護者の事情に起因するものであり、子どもには何ら責任がない」「福祉や教育的観点を踏まえ」対応することにしたとしています。11月28日現在、市内で資格証明書を交付している世帯と子ども数は19世帯30人で、短期証を交付している世帯と子ども数は122世帯205人にのぼります。
きょうは、もうひとつ、うれしいニュースがあります。地元で議会報告を終え、夜9時に夕食の時間となりましたが、テーブルの上に新潟市の地質研究者、O先生から冊子小包が届いていました。先生は、私の随想「春よ来い」が100回になったことを記念して、冊子を2部作成してくださいました。そのうちの1冊を手元に置き、もう1冊を私に送ってくださったのです(画像)。冊子に添えられた手紙には、「傍らに置いておくだけで、雲が湧き上がってくるような気持にさせられます。まさしく読む人に希望と勇気を与えるものです」とありました。ここまでほめてくださる方があるというのは感無量です。先生、ありがとうございました。